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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5043号】伝道のともしび(4面)

2026年2月28日

伝道推進室より応援した教会・伝道所

新たな歩み 独唱からハーモニーへ

 

田辺教会牧師、南紀の台教会・くまの伝道所
(代務者) 南澤 望

 南紀の台教会、くまの伝道所のためにいつも祈りにお覚えくださいまして、心より感謝いたします。南紀の台教会、くまの伝道所ともに無牧師の状態が長く続いております。現住陪餐会員も南紀の台が7名、くまのが4名、経済的にも主任教師をお呼びすることができない状況です。
 くまの伝道所の会堂は70年近く教団の特別財産として登記していただき、伝道の拠点としてキリストの福音を宣べ伝えて参りましたが、4名の教会員も平均年齢が85歳を越えました。会堂を維持していくことがとても難しい状態となりました。それぞれの年齢や病状の関係で、教会員が会堂に集まれないのです。ですので主日礼拝は教会員宅において捧げております。その際、他の教会員を礼拝司式者である筆者が車で送迎をしております。昨年秋に緊急の案件として臨時総会を開催し、会堂を売却し、くまの伝道所の拠点を教会員宅に移すことにいたしました。会堂は無くなりますが、伝道の火を消すことなく主の福音を宣べ伝え続けて参ります。
 そして南紀の台教会ですが、1986年に田辺教会の家庭集会から始まり、1993年に伝道所として開設、2010年に二種教会として設立を致しました。伝道所開設から33年、教会設立から16年経ちました。無牧師の状況が2020年4月から始まり、田辺教会牧師が代務者になりました。その年には新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっておりました。牧師を含め、教会員の移動も制限される中で、田辺教会、南部伝道所、そして南紀の台教会の3か所で礼拝を行うため移動をすることも厳しい状況となりました。その様な中、南部伝道所の会堂が老朽化のために礼拝を行うことが困難なことが明らかになりました。そうして南紀の台教会も含め3つの教会・伝道所で合同礼拝を行っていくこととなりました。最初、田辺教会会堂と南紀の台教会会堂を週替わりで用いることが考えられておりましたが、コロナ禍で南紀の台教会の会堂は狭く、主日礼拝はこの6年間、田辺教会会堂で行われてきました。ただクリスマスイブ燭火礼拝は南紀の台教会で行っております。
 今後の教会のことが合同の長老会で数度にわたり話し合われ、くまの伝道所の状況や和歌山県内の教会の状況に鑑み、田辺、南紀の台、南部が合併し、新たな歩みを始めようということになりました。昨年11月に総会を開催し、合併が可決され、新たな教会の名称を「和歌山南教会」としてスタートすることとなりました。
 無牧師やコロナ禍という極限状況におかれた教会でありましたが、主によって新たな歩みを始める機会が与えられました。この新たな歩みを、ある教会員が「独唱からハーモニーへ」と表現されていました。これからも様々な問題が起こってくることは間違いないでしょうけれど、キリストの豊かさのもと、共に喜び、共に祈り、すべてのことに感謝して歩んで参ります。
 くまの伝道所、南紀の台教会ともに引き続きご加祷ください。

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