「バトンをつないで」との講演を聞く
教区青年担当者会
9月9日、第14回教区青年担当者会がオンラインで開催された。2009年から始まったこの会は2014年より毎年開催されており、今回のテーマは昨年に引き続き「青年担当者は何をする?」パートⅡとし、「青年担当者の研鑽となる講演」、「青年担当者の側に立った学びの場」を目標に据えた。
講演者の宮岡信行氏(大阪女学院中学校・高等学校宗教主任)は「バトンをつないで」という題のもと、大阪女学院での宗教教育について紹介した。そして、人口推計から世代別の人口比や地域差など具体的な数値を挙げながら青年期の特徴を示し、そこからわたしたち大人(青年担当者)が心がけるべきことや「キリストの福音につなぐ」、「渡されたバトンをつなぐ」という方向性を資料をもとに分かりやすく希望を持って語った。講演ののち、小グループに分かれて参加者それぞれが遣わされた場での体験や気づきを分かち合い、全体会では各分団ごとの発表と課題を共有することができた。
参加者からは、まだまだ講演を聴きたいとの声や、新たな課題も与えられつつ励まされる内容であったとの感想が多く、今後もこうした各教区各支区の青年担当者にとって励みとなる学びや交わりの機会となる開催を望む声が聞かれた。開催方法については対面かオンライン開催か、あるいは時間配分など、次期への検討課題もある。なお、各分団で分かち合えた内容をメモに残し、参加者が教区に持ち帰り報告できるよう、事前に確認することを次期委員会への申し送りとした。
今回の参加は12教区と東京教区5支区からであったが、当日急遽欠席となった担当者もおり、後日講師の許可を得て講演の視聴が可能となった。オンライン開催だからこその利点を用いつつ、今後の開催が教区青年担当者にとってさらによい分かち合いと学びとなるよう願う。
(横山ゆずり報)
教育委員会
第8回委員会が9月10日にオンラインで開催された。報告事項では、2023年度クリスマス献金(5件・合計460万円)が無事送金されたこと、日本基督教団青年大会2024実行委員会へ10万円の振込みを行ったこと(2023年度10万円と合わせて合計20万円の繰り出し)、9月16日6会場をつないで開催予定の「青年大会2024」に、9月10日現在、230名以上(内35歳以下140名)の参加申し込みがあることが報告された。
協議事項では、クリスマス献金に関連して、教会学校応援セットの募集枠案をA(聖書・こどもさんびか)とB(聖書物語)は3教会、C(ヒムプレーヤー)は2教会にすることを決定した。付帯事業の教会学校の表彰状とバッチの販売については、バッチの制作価格の値上がりが報告され、今年度は価格据え置き(税込み1個250円)で販売するものの、今後の検討課題として次期委員会に申し送ることとした。「第64回キリスト教教育主事認定試験」については、2025年3月7日に実施することを決定した。また受験希望者からの問い合わせ内容とその経緯が報告された。
続いて9月9日にオンラインで開催された「教区青年担当者会」の振り返りと反省を行った。講演については「大変わかりやすく、もっと聴きたい内容であった」、「それぞれに課題が与えられ、励まされる内容であった」との感想が多く、分団では「各教区各地区の青年担当者が励まし合える会をもっと開催してほしい」との要望があったことが報告され、委員からは「分団でも貴重な体験報告があり、全体で共有できる場があるとよい」との意見があった。以上を踏まえて、次回より各分団での内容を後日共有する仕組みを作ることを次期委員会に申し送ることとした。
閉会後、教会教育プログラム小委員会を開催し、2025年度の教会教育プログラムについて協議した。
(三ツ本武仁報)