働きを終えた宣教師4名の報告を聞く
6月3日に第9回世界宣教委員会並びに国際関係委員会をオンライン形式で開催。派遣宣教師の働きを終えた小井沼眞樹子宣教師(ブラジル/1996〜2022)、松本章宏宣教師(シンガポール/2005〜2022)、長尾有起宣教師(韓国/2015〜2022)の報告を聞いた。また8月から約半年、伊勢希教師を短期派遣宣教師としてベルギーのブリュッセル日本語プロテスタント教会へ派遣することを可決した。
続いて8月12日に第10回委員会をオンライン形式で開催。冒頭に働きを終えた山本一宣教師(アメリカ/2013〜2022)より報告を聞いた。
西之園路子委員長は、8月29日〜9月23日までドイツへ出張し、WCC総会(8/31〜9/8)およびEMS(福音連帯宣教会)の50周年記念祝会とProPro委員会に参加、またドイツ・ベルギーの教団派遣宣教師等を問安。
京都教区からの建議「京都教区は教団世界宣教委員会に対し 教団外国籍教師の宗教ビザについて継続的に働きかけ滞在資格と人権の課題に取り組むことを求める件」については、ビザ取得の現状について西之園委員長から京都教区に報告すると共に、教務、教師委員会、教師検定委員会とも情報を共有することとした。エキュメニカル奨学金は残額1名分を来年度に使い切り、その後のこの奨学金の扱いについては、その原資を含め、次期委員会に委ねることとした。
その他、第42総会期への申し送り事項として、教団機構改定について当委員会としての意見を申し入れること、フィリピン合同教会との協力関係についても検討すること等が挙げられた。
当委員会は、派遣宣教師の状況を把握し、必要に応じて面談、語学研修補助、医療補助などを行なっている。また内外派遣宣教師の支援を中心に、世界各国の諸団体との友好、協力関係を維持発展させていく働きを担っている。パンデミックやイデオロギーの対立がクローズアップされる最中、人と人をつなぐ平和を造り出す努力を積み重ねて行きたい。
(近藤 誠報)