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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4971・72号】東北教区・関東教区 10被災教会の声(10面)

2022年4月23日

2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会
東北教区・関東教区 10被災教会の声

感謝とお願い
 レントの中、主の復活を待ち望むこの季節、新たな年度を迎え、今年こそコロナから解き放たれたいと願う日々です。
 東日本大震災からちょうど10年になる昨年2月、3月、立て続けに福島沖、宮城沖で震度6強を記録する大地震が起こりました。幸い津波が生じず、人的被害がなかったため、あまり大きく報じられず、人々の記憶に深く刻まれることはありませんでした。けれども、被害を受けた教会の方々はそういうわけにはいきません。10年経って東日本大震災からの復興の目処がついたと思われるときに、再び教会が大きな苦難を背負わされたのです。そんな中、「これらは東日本大震災の余震だ」と気象庁は発表しました。その言葉に自然の力の持つスケールの大きさを改めて思わされました。
 これらの地震によって、多くの教会が再び被害を受けました。その中でも被害が大きく、教団への申請があった10教会(岩沼、信夫、福島新町、川俣町、中村、須賀川、名取、福島伊達、郡山細沼、竜ヶ崎)に対して、被害額に応じて、援助をさせていただきました。そのために全国から多くの献金が寄せられ、目標額1300万円にはまだ少し届かないものの、その募金額はまだ伸びており、皆様の志を心から感謝いたします。これらの募金に対して心からの感謝の思いが、被災教会より届いています。その声は既に教団新報にて何度かに分けてお伝えしました。
 ところが、それぞれの教会が修理及び修復を終え、ホッと一息つけるかと思われた今年3月16日、福島沖を震源地とする震度6強の地震がまた起こり、前回と同じ地域の教会が再びその揺れに晒されました。今回は東北新幹線が脱線するなど、昨年にはなかったような目に見えてセンセーショナルな映像が報道され、マスコミにもかなり大きく取り上げられました。揺れた地域は前回と同じ辺りで、須賀川教会、名取教会、中村教会、福島新町教会などが再び修理の必要に迫られていると聞きます。また震源地が前回より深かったためか、エリアはさらに広がり、新たに保原教会などがかなり大きな被害を受けています。更に調査を進めれば、被災教会も増えて来るかと思われます。
 同じ地域が何度も何度も大きな揺れに襲われ、その恐怖に晒されることを思うと本当に心が痛みます。これらの事態を受けて、昨年に引き続き「2021年東北地方地震被災教会会堂等再建支援員会」がその任を担うこととなりました。
 このコロナ禍にあって、どの教会も人的にも財政的にも大変だと思います。けれども、大変な中にある今こそ、弱いところに強く働く主の手を信じて、互いに助け合い、支え合う教団でありたいと願います。
 皆様の志をおささげください。よろしくお願いします。
 レントにあって、十字架の主を見上げつつ、その復活を皆で喜ぶイースターを祝いたいと心から願います。
(篠浦千史報)


東北地方地震被災教会支援募金

郵便振替口座
口座 日本基督教団
◎口座番号 00140-9-145275
通信欄に「東北地方地震被災教会支援」とご記入ください。

 

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