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笑顔あふれる教会学校を目指して
熱田教会 《名古屋市》
熱田教会では、幼稚科、小学科、中高科合わせて約50名の生徒やスタッフが教会学校に集っています。その多くは、付属の堅磐信誠幼稚園の園児や卒園児、教会員の子弟や金城学院の生徒などです。また、月に一度の成人科では、保護者が子育ての悩みを共有しながら、聖書について学んでいます。これまでも、「ファミリー遠足」や「ファミリーバーベキュー」など、家族で集える教会学校を目指し活動してきました。
しかし、コロナウイルスの感染拡大により、こうした活動も大幅な変更を余儀なくさせられました。まずは、教会学校の毎週の礼拝です。緊急事態宣言を受けて、ユーチューブで動画を配信して、在宅での礼拝を守ることになりました。しかし、子どもと一緒に礼拝を守る保護者が増えるなど、在宅礼拝ならではの恵みも与えられました。
また、緊急時の連絡も対応が求められました。緊急事態宣言やその解除の度に、保護者への連絡が必要でした。そこで活躍したのがラインです。以前からスタッフと保護者がラインでつながっていたので、在宅礼拝などの案内を瞬時に伝えることができました。また、ズーム上で録画したスタッフのメッセージや歌などの動画を何度かラインで配信することもできました。その時も、家族で一緒に動画を楽しんでもらえたようです。
一方、コロナ禍でもできることを考えた結果、11月に「ファミリーデイキャンプ」を開き、多くの子どもや大人が集まりました。感染対策を取りながらでしたが、礼拝や分級、謎解きや焼き芋など、久しぶりに子どもたちの笑顔を見ることができました。
このように、熱田教会の教会学校でも、さまざまな活動が制限されましたが、スタッフのアイデアや工夫によって何とかコロナ禍を乗り越えようとしてきました。これからも、毎週の礼拝を大切にしながら、子どもも大人も集い、笑顔あふれる教会学校を目指していきたいと考えています。(堀田庸平報)