主の山に備えあり
廣田雅子さん
現在、教会付属幼稚園の園長としての働き場を与えられ、毎日子どもたちと楽しい日々を過ごしている。
クリスチャンホームではなかったが、都内のキリスト教主義の小学校に入学したことが、キリスト教との出会いであった。
4年時に都内から千葉県八千代市に転居。公立小学校に転校した。ほどなくして公立小学校の生活の中でキリスト教への飢えを感じ、自ら八千代台教会に電話をし、教会に通うようになったのが教会生活の始まりであった。また、そのころからクリスチャンホームへの憧れを抱き、キリスト教主義小学校で働くことを夢見るようになる。
受洗前から自信満々に教会学校の手伝いをしていたが、奉仕する中でその自信が打ち砕かれていく。自分は神さまの助けなしには何もできない者である自覚が生まれ、高2で洗礼を受けた。
その後の教会生活はいたって順調だったが、大学卒業後就職したのは地元の公立小学校だった。キリスト教主義の学校ではなかったことが、どこかに心残りとしてあったのかもしれない。
大学卒業直前に結婚をするのだが、洗礼を受けていなかった連れ合いに対し、結婚の条件として受洗を願った。願いどおりに洗礼を受け、憧れ続けたクリスチャンホームという環境を神さまから与えられた。
子育てを契機に小学校の現場から離れるが、40代半ばでの現場への復帰は在籍教会附属の幼稚園であった。これでキリスト教主義の働き場も与えられ、現在の園は2か所目。
苦労がないわけではないが、求め続けたクリスチャンホーム、キリスト教主義の働き場での毎日は、予想通り恵みに満ち溢れている。主の山に備えありの人生に、感謝の人生を全うしたい。