第2回宣教研究所委員会が7月1日に教団B会議室において、全委員の出席と道家紀一担当幹事の陪席により開催された。岡本知之委員長の開会祈祷に続き、第1回委員会議事録案を承認した。次に、今総会期の研究テーマについて事前に各委員から寄せられた研究テーマ案を小林光書記がまとめた資料を基に委員全員が意見を述べた。
以下は主な発言内容である。家族への伝道、教会間の連帯と相互牧会、教会の霊性、ディボーションのあり方。ダウンサイズして行く教団・教会のあり方、キリスト教学校との協力体制、高齢者への伝道。天皇制の問題、日本の宗教・日本人の宗教性に関して。認知症の信徒への対応。教会と付属施設との関係、SNSを用いた伝道。
以上の意見を集約し、5つの研究テーマに絞った。①「教会の霊性」、②「教会のダウンサイジングの問題」、③「日本人の宗教性とキリスト教」、④「教会と付属施設」、⑤「SNSと伝道」。次回の委員会において、これらのテーマに相応しい研究員候補を挙げ、研究チームを組織することを今後の課題とした。
続いて、日本基督教団宣教研究所発行の冊子『青年と性〜キリスト教倫理の視点から』に関する部落解放センターからの意見書について話し合い、同センターの要望を受けとめ、岡本委員長名で、今後は冊子の配布、販売、増刷をしない旨の返事をすることを承認した。
次に、前総会期は発行しなかった「宣研だより」に関しては、今期は発行することとし、研究テーマの調査、研究状況と共に各委員が宣教研究所委員会に関わる思いを綴ることにした。柴田彰委員の閉会祈祷をもって終了した。(小林 光報)