150周年、言わずと知れた日本プロテスタント伝道開始150年である。
150周年という数え方そのもんがベッテルハイムによる琉球伝道を捨象し、沖縄を無視した暴挙として反対を唱える人たちがいることはよく知っている。
しかしそのベッテルハイムを背景に持つ日本聖公会は九月にカンタベリー大主教を招いて日本伝道150年を記念する。
反対する方は反対の立場からの伝道の集いを持ったら良い。
この記念すべき年を東京信徒会は初週祈祷会をもって歩み始めた。
五日の銀座教会を皮切りに、富士見町、小石川白山、高井戸、阿佐ヶ谷、東京山手の各教会で連日持たれた。
記念すべき年をまず祈祷会をもって始める、何とも相応しいことだ。祈りなくしては記念も伝道もないからだ。六教会で延べ五百人が集うた。そして祈りの輪により全員が祈りを合わせた。
これだけでも画期的なことだ。
東京教区の東、北、西南の各支区と西東京教区で祈祷会を守ったことになるが、千葉支区でも150周年記念の信徒大会を持ち、四〇教会、二八一名が集い、盛り上がった。
教団だけでなく横浜での七月八~九日の超教派集会を軸に多様多彩に集会が持たれる。
私も在日大韓基督教会、アライアンス、福音自由ルーテル、首都県伝道大会等で説教、講演が目白押しだ。楽しみである。
(教団総会議長 山北宣久)