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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4663号】主にある平和と和解のビジョン 在日大韓基督教会宣教100年記念大会

2008年11月29日

教団にとってのベストパートナーたる在日大韓基督教会(以下KCCJと記す)の宣教一〇〇周年記念大会が10月13日午後一時から四時半まで大阪女学院ヘールチャペルで開催された。韓国・北米からの来賓を含め1200人の参加であった。大盛況そのもの。教団からは高橋潤中部教区、望月修治京都教区、向井希夫大阪教 区の各総会議長、東谷誠部落解放センター委員長らの顔が見えた。
「感謝の100年、希望の100年」との主題(Ⅰテサロニケ5章18節)、「遣わされたこの地で宣教に参与する教会」との副題(創世記45章5節)が掲げられていた。
開会前から凄い熱気で、それこそ立錐の余地がない。そんな中四三名からなる吹奏楽団(大阪教会)の演奏が期待感を増進させ盛り上げていく。
第一部 記念礼拝
副総会長・崔栄信(チェ・ヨンシン)牧師の司式のもと礼拝が進行していく。まず五つの地方会、九六教会の代表がプラカードを掲げ入場行進、全員子供たちである。
子供たちが青年とともに記念式典の中心を担っていることに次世代対応の百周年プログラムたる願いが貫かれていた。
讃美、信仰告白、金漢範(キム・ハンボム)副総会長(長老)の祈祷、聖書朗読ののち連合聖歌隊による奉唱。これは100周年にちなんで100名を募集したが実際は定員オーバー。力強い限り!
そののちに鄭然元(チョン・ヨノン)総会長(大阪教会牧師)による説教。これは主題聖句によりKCCJの過去・現在・将来を貫く神の経綸を明確に示すものであった。
教会学校、青年会、女性会の代表による祈祷。献金、頌栄、金元治(キム・ウォンチ)牧師による祝祷で以って終了。
第二部 記念式典
金武士(キム・ムサ)牧師による記念式典は崔正剛(チェ・チョンガン)宣教100周年記念事業実行委員長の挨拶で開始。
朴寿吉(パク・スギル)総幹事による来賓紹介ののち四名の祝辞。駐日本大韓民国特命全権大使・権哲賢(クォン・チョリョン)氏。韓国基督教長老会・徐載鎰(ソ・ジェイル)総会長。日本基督教団総会議長。韓国NCC・林明奎(イム・ミョンギュ)会長であった。
私は「悔改め、そして感謝」と題して祝辞を呈した。
次いで米国改革派教会(RCA)との宣教協約締結式が万雷の拍手のもとなされた。そして教団を含む各関係団体に感謝碑贈与がなされる。これを機に各方面から賜った記念品を三階事務局に飾ることとした。
大会宣言を青年代表が発表し、讃頌、祝祷で終了。
この間、「KCCJの百年の歩み」がDVDに纏め上映された。神が苦難から栄光へとKCCJを導き出した現代の出エジプト記が印象深く描き出されたのであるが、教団が重荷を負わせてしまった歴史をも目のあたりにして悔改めを迫られる。そして「にも拘らず」生きた交わりを与えられている恵みを特別に感謝させられる次 第だ。
第三部 祝賀会
リラックスムードの中で祝賀会が展開された。
教会学校生徒の作文発表と合唱。ピアノ・バイオリン・チェロのアンサンブル。女性連合会の大合唱。テノール独唱。民族舞踊。連合聖歌隊の爆発的合唱は統一を願う「ウリエ・ソウォン」に結晶する。
この中で青年たちが百周年を記念して「一〇〇の光」を歌い、祈り、ラップで表現していた。
「愛します 主よ あなたを 捧げます 全てを あなたにー 中略ー 私達がここに立っている理由(わけ)を今 心に......かみ締めて/共にゆくその道は約束の地 ついてゆきます 主よ 主よ 主よ/わたしの知らない時代(とき)の中で 深く根は地にのびゆき/わたしの生きているこの時代(とき)に 共に手をとりあって/信仰と希望とこの愛の手で土を握り締め 希望の果 実を実らせる」
主にある平和と和解の働きを担うべく、次世代はしっかりととらえられている。KCCJと共に歩み、宣教に参与する教会を形成して行きたいとの願いをさらに熱くさせられた。

主よKCCJとUCCJをみ栄えのため用い給え!
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