第3回社会委員会が、9月19~20日に開催された。
1日目、遠州教会にて主に以下を協議。⑴「社会福祉施設援助金への推薦」の依頼文を検討し承認。⑵第40総会期全国社会委員長会議(2月26~27日開催予定)の講師、講演の形式について検討し、「共謀罪」を主題として講師を立て講演を行う。更に主題と講演についてのレスポンスとして発題者を立てることを計画した。⑶兵庫教区総会にて「大嘗祭に反対する声明」が出されたことに関して、常議員会から当委員会に大嘗祭に関する研究と取り扱いが求められたことを受け、協議した結果、次回委員会において研究発表をし、学びの時を持つこととした。
2日目、聖隷歴史資料館に移動し、資料館見学の後、日本キリスト教社会事業同盟理事長の稲松義人氏より『日本基督教団と日本キリスト教社会事業同盟の連携のために』と題して講演があった。前半「教会と社会福祉事業の歴史」として聖隷グループの変遷を中心としながら、明治時代から今日に至る、教会と社会福祉事業の組織的関係が話された。昼食の交わりをはさみ、小羊学園三方原スクエアに移動。施設見学を経て、後半「キリスト教社会事業同盟の歩み」と題して、具体的なキリスト教社会事業同盟の歴史と現状、そして課題について述べられ、日本基督教団と日本キリスト教社会事業同盟のこれからについて話された。社会福祉基礎構造改革によって、法人としての透明性が求められている。それは地域との共生の強調である。日本キリスト教社会事業同盟は、このことを地域に生きる教会との共生というあり方で考えたい、と語った。終わりに、稲松理事長が「福音に立った福祉を!」と強調していたことが印象的であった。 (石井佑二報)