10月5日、6日の日程で、神戸東部教会を会場に、第3回宣教委員会が開催された。
はじめに宣教委員会のもとにある常設専門委員会、自主活動団体の報告を受けた。協議事項の主なものは、まず2016年3月7日、8日の日程で行われる宣教方策会議について。第2回宣教委員会で「日本基督教団は伝道をどう進めていくか」という主題を決定したが、今回はこの主題に基づく具体的プログラム案を決定する。1日目に3名の発題者(交渉中)をたて、それぞれの立場から思うところを語ってもらい、共通理解や違いを受け止めつつ、今後の日本基督教団の伝道の方向性を模索したい。また2日目のはじめに、日本基督教団の伝道がどう見えるのかという趣旨での講演を聞くこととする。その後分団協議を行い、主題を深めていくこととした。
次に宣教委員会から常議員会に提案され、差し戻された「キリスト教学校 祈りの日」制定について。常議員会での理解が得られるよう解説を調えて再提案できるよう準備を整えることが話し合われる。
「牧会者とその家族のための相談室」の設置に関して。日本基督教団として教師を支える具体的営みとしてその設置が求められることは共通認識としてすでにある。また個別の働きとして行われている実例もある。しかし、教師を生み出す教団としてこのような組織があることが大切であることを確認。今後、設置に向けて準備を整えていくこととする。
「宣教研究第1資金運用変更の件」について。教団事務所移転のための資金として転用することが話し合われたが、この資金のための献金者の意向に沿わないことになること、また目的外使用であることから、宣教委員会としては承知しかねるとの結論に至った。
伝道委員会より提案された「伝道専任幹事」設置の要望について。現在の担当幹事の激務を宣教委員会としても理解し、様々な課題がありつつもその必要性を確認。常議員会にこれを要望することとした。
(清藤 淳報)