第39総会期の第3回委員会が、10月5日、教団会議室にて、委員7名のうち6名の出席によって開催された。
松井睦委員長による聖書朗読、祈祷の後、長崎哲夫総幹事からの挨拶を受けた。「改訂宣教基礎理論第一次草案」にあって、「第二次草案」作成の際削除された「注釈」の適切な活用と、「第二次草案」のさらなる検討と深化を期待する旨、要望として承った。
宣教研究所編『陪餐問題に関する資料ガイド』(1991年)についての諸意見の整頓に関する研究プロジェクトは、小堀康彦(担当委員)、林牧人(委員会書記)、楠原博行(浦賀)、田中かおる(安行)、の各氏を研究員として委嘱し、既存の『資料ガイド』にコメントする形ではなく、新たに『資料ガイド(仮)』を書き起こす方向で、各々担当を決めて作業が進められている旨報告された。
『互いに支え合うために─各教区謝儀保障・教区互助制度資料集』(2001年)の改訂について、各教区からの資料のとりまとめを行っているが、当初の締切日を延長してなお、6教区が未提出である旨確認し、12月末締めでの提出を再度促すこととした。これに関連して、西中国教区常置委員会より質問状が届いている件については、委員長より返答し、あらためて協力を求めることとした。
「改訂宣教基礎理論第二次草案」から抽出し得る宣教課題の具体的な研究については、「第二次草案」が常議員会の取り扱い事項である故、委員会として主体的に取り組むことはできないことを確認した上で、研究課題として想定しうる事柄について検討した。特に、基礎理論において十分に触れられていない課題のうち、今期は「倫理と青年伝道の可能性」について、性倫理、職業倫理など青年期に向き合うべき課題の特質をふまえ、全信徒祭司性(万人祭司性)のエートスの展開として、附属施設・学校等への展開も視野に入れつつ、プロジェクトを立ち上げることとし、研究員として、野村稔(担当委員)、川﨑善三、村上義治の各委員に委嘱した。
次回は2月とし、野村委員の祈祷をもって閉会した。
(林 牧人報)