7月6日〜7日、和歌山教会を会場に、第2回宣教委員会が開催された。今回より、全国教会婦人会連合代表の長島恵子委員が陪席者として委員会に出席することとなった。
議事として、伝道、教育、社会の各常設専門委員会、および自主活動団体の全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会、日本キリスト教保育所同盟、また「障がい」を考える小委員会、その他の報告を受けた。
協議事項の中心は、来年3月に計画される宣教方策会議をめぐってである。
第1回の委員会で「日本基督教団は伝道をどう進めていくか」という大まかな方向性は定められていた。これを受け、委員長より「これまでの宣教方策会議が主題として扱ってきたことを振り返ると、教団がどう伝道を進めていくかということをこれまでも模索していたことがよくわかる。それはまたどういう教会の形にしていくかということと一つである」との見解が語られ、それに応ずる形で、地方伝道の課題、幼稚園・保育園付帯施設の位置づけ、各地域間の違い、改訂宣教基礎理論・伝道資金の扱いなど様々な意見が出された。宣教方策会議の主題、および詳細なプログラムの確定までには至らなかったが、2016年3月7〜8日の日程で、富士見町教会を会場に開催することが確認された。
今回の委員会で扱ったもう一つの重要な事項は、「キリスト教学校祈りの日」制定に関する件である。第38総会期、教団議長より教団としてキリスト教学校を祈り覚える日ができないだろうかと宣教委員会に諮問があった。これを受けて、第39総会期の宣教委員会でも取り扱うこととした。今回、常議員会に提案できるよう議案および提案理由を整える作業を行った。委員会としては「キリスト教学校」のなかに幼稚園、保育園も含まれることを確認し提案理由のうちに盛り込むこととした。
その他、これも前総会期からの課題であった「牧会者とその家族のための相談室」設置について協議がなされ、今総会期中に具体化することが確認された。(清藤 淳報)