東海教区常置委員会は関東教区からの要請に応え、「中越震災救援活動」を決議し、支援ボランティアを募って、04年11月9日(火)より12日(土)まで派遣した。
募集に応えたボランティアは延べ21名であった。十日町教会が救援活動の地域センターの一つに指定されており、私たちは会堂を寝食の場所として利用させて頂いた。
ボランティアは十日町市、小千谷市、川口町などに開設されている救援センターに出向き、登録をして様々な救援要請に応えて各地に派遣されることになった。主な任務は震災で散乱状態の家屋の後片づけ、炊き出しの手伝い、壊れた家屋の補修などであった。
全国から老若男女の夥しい数の救援ボランティアが集まっており、被災地域の人々との交流、ボランティア同士の交流があちこちに感動の波紋を描いていた。
被災地域に突如このような「よそ者」が一時的であれ流入し、信頼と協力の分かち合いが起こったのは、恐らくこの地域では初めてのことであったであろう。
このような救援活動の意味は、全国からの募金および救援が発した励ましのメッセージにあったのではなかろうか。教会もその一端に加えられたことを感謝したいと思う。
十日町教会が魚沼産コシヒカリのご飯を炊いて下さり、ボランティアは近所のスーパーで調達した惣菜で夕食をとり、寝袋で夜を過ごした。
全国の教会やキリスト教主義学校から派遣されてきたボランティアと交流の時を持ち、毎夜7時から新井純牧師の司会でもった祈祷会は感動的であった。
(山本将信報)