関東教区新潟地区は3年に一度、信徒大会を開催している。今年は開催年にあたり、10月10日にこの一年間に起きた新潟地区の水害、中越地震、大雪といった自然災害の被災経験を覚えて「あなたはだいじなたからもの」というテーマで、6つの被災教会のひとつである小出教会の清心保育園を会場に一日リタジーを行った。
当日は嬉しいことに新潟地区で活動する全ての教会、伝道所からの参加があり、また清心保育園関係者、関東教区からの参加も合わせ約220名の大会となった。
また、当日参加できない方々も共にこの信徒大会に参与できるようにと福引付き500円券を発行していた。当日の昼食、ミニバザーは全てこの金券で購入し、更に福引のお楽しみがあった。金券は目標の400枚を軽く上回る売上があり、大成功だった。
リタジーの中では、水害、地震、大雪被災を経験した三条、長岡、見附、栃尾、小出、十日町の六教会の思いや経験の分かち合い、震災経験から生まれた歌「おうちがゆれた」を清心保育園の子どもたちと歌うこと、腹話術のトーク、劇、被災教会と非被災教会から寄せられた声と祈りによって作られた共同の祈り、参加子どもたちが作った被災教会の再建を象徴する5つの教会のミニチュアを捧げること、また、清心保育園で震災を経験した子どもたち・保育者の手型を壁面にしたモニュメントの除幕式も行われ、テーマに沿った豊かなものとなった。このリタジーの陰日なたには新潟地区教会音楽部に導かれた聖歌隊の存在もあった。
涙を分かち合い、慰めと勇気と励ましを分かち合い、同じぶどうの木に繋がるキリストのしもべであることを確かめあえた祝福された一日となった。
(荒井眞理報・佐渡教会)