【4592号】伝道のともしび

町の灯りとして立つ

新栄教会牧師 川上 憲雄

新栄教会は、東京で初めて創立された教会である。元々は、築地にあった。一八七三年(明治六年)九月に、アメリカ長老教会の宣教師ダビッド・タムソン氏の指導の下、築地明石町六番地にてキリスト者男女八名が、東京公会と称して教会を組織した。これが、当教会の始まりである。初期の信徒たちは、伝道に燃えて東京に幾つかの教会を設立している。その後約七〇年間築地にて、福音宣教に励んだ。
第二次世界大戦の末期に、空襲対策から採られた強制疎開政策によって、築地から目黒の地に疎開してきた。それ以後、目黒中町一丁目の目黒通り沿いの地に六〇年間根を張って、宣教して来た。とにかく長い歴史を持つ教会で、今年九月二〇日で一三二周年を迎えた。
時折、見知らぬ方から「明治の終わりに祖父が洗礼を受けたが、調べてほしい」との依頼が来る。そのような依頼を聞くと、新栄教会の歴史の長さを覚え、神の恵みと守りがあったればこそ、今があるとの思いを強くする。
目黒の地は、古い神社や仏閣が多数点在しているが、今や多くの若者が集う町でもある。祐天寺や自由が丘、中目黒など。また目黒に住みたいという人々も多く、町の人たちの話では、教会の存在が安心感を与え、人々の心の灯りの役割を担っているのだ。
◇ ◇
さて、私たちは、教会活動に当たってみ言葉と祈りを何よりも大切にしている。礼拝前に教会員が集まり、一五分間祈りの時を持っている。まず、み言葉を輪読し(以前はこの後短いメッセージ)、祈りの課題をあげ、その課題を中心に教会員の事や社会問題や世界の諸問題について執り成しの祈りを捧げている。この執り成しの祈り会によって、私たちは整えられて礼拝へと向かう。
礼拝においては、神の恵みに与る上で、悔い改めを重んじて、招詞の後に罪の告白を採り入れている。罪の告白を為して神の前にへりくだり、み言葉による恵みが一層豊かになる。
◇ ◇
一年間の主な活動の歩みを振り返ってみよう。まず、六月末の講壇交換である。その日説教者が変わると、皆さんいつもよりは生き生きとして耳を傾けていたと聞くと、ありがたいことである。
次に七月の教会修養会。今年度は、聖書に学ぶという方針で、タラントンの譬え話を取り上げ、信仰者の歩み方や神への仕え方、人生の方向を様々な面から学んだ。話が弾んで、ドキリとしたり、うんうんとうなずいたり、多くのことを考え、本当に教会は豊かな群れだと思った次第である。
八月は、教会学校の夏期キャンプの準備で忙しい。山梨の道志村にあるキャンプ場で行なう。とにかく楽しい。今年は、道志川で魚釣りに挑戦した。
九月第三聖日には、創立一三二年記念礼拝を守り、二三日(祝)には、タムソン宣教師の墓にて墓前礼拝を守った。先達の労苦と神の恵みに感謝する一時であった。
一〇月九日の神学校日礼拝では、若い人や求道者そして家族向けに、証し会を開く。伝道と交わりを兼ねた集会である。証者は、神学生と教会員であるが、恵まれた日となる。
一一月二〇日(第三主日)教会学校の子供たちとの合同礼拝で、幼児祝福を行なう。大事な伝道の一環としている。
一二月、いよいよクリスマスである。伝道の好機と捉え、燭火讃美礼拝には力を入れている。これからも、この地で福音を伝え、町の人々の灯りを燈し続けていきたい。

 

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