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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4597号】祈り祈られつつ

2006年2月25日

もう三〇年以上も早朝から教団の正常化のために祈りつづけていてくれるグループがある。朝祷会である。毎日、毎日、日本のどこかで教団のために祈っていてくれる朝祷会の存在、これは大きな恵み、そして励ましに他ならない。
信徒運動の一つとしての朝祷会。その祈りの執成しに教職は謙虚にせられ、その熱き祈りに応えていかねばならぬ。
来年で朝祷会誕生五〇年。その八割近くの時を教団が正しく機能を回復し、本来的使命に立ち帰るために割いていてくれている。
その朝祷会全国連合年頭集会が一月二〇日~二一日、東京虎ノ門パストラルと東京カテドラルで開催された。今年で第35回を数えるとのこと。
「平和と一致を願う祈り」という主題に沿って開会礼拝にて「屠られた小羊」と題し、ヨハネ黙示録五章11~14をもとに説教させていただいた。
この会でも教団のため熱き祈りを捧げて下さり感謝至極である。
折からキリスト教一致祈祷週間。祈り祈られて共に前進していく姿勢を軌道修正する時である。
聖ヶ丘教会では同じ地に建てられたカトリック渋谷、渋谷バプテストの教会との一致集会を二二日に持った。今年で28回目である。
同日はイグナチオ教会の夕べのミサにても説教させていただいた。見ず知らずの牧師に講壇を譲るカトリックの幅広さ、奥行きの豊かさにまた圧倒された。祈りを共にすることこそ力の源である。
(教団総会議長 山北宣久)

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