第35総会期の第一回教師検定委員会が、三月十九日(月)~二〇日(火)、教団会議室において、委員七名全員が出席して行われた。二〇〇七年春季教師検定試験は、準備の都合上前総会期の委員会が担当したので、今回が新委員による最初の委員会となった。
最初に各委員が自己紹介をし、愛澤豊重総幹事職務代行が挨拶した。今期は、三名の委員が交代した。委員の互選により、委員長に小堀康彦委員、書記に倉橋康夫委員が選出された。
まず、教規と教師検定規則等に基づき、当委員会の任務について確認した。続いて、当委員会の性格をふまえ、教師検定の実務についての基本的な共通理解を持つための話し合いがなされた。また、前委員会からの申し送り事項を確認し、これらの検討を行った。特に、従来二会場で開催していた試験を一会場(秋季を大阪クリスチャンセンター、春季を中野サンプラザ)としたことの成否について、今回の形が最善ではないにしても、受験者にとっても、試験実施を担当する関係者にとっても、概ね利便性において優れていたと評価できること、但し、東京会場についてはキリスト教関係施設など、再検討を要すること、危機管理の面でも、病気により委員の欠席があったが、対応できたのは一会場であったためであること、等の申し送りに関して、これを了解した。従って、当面は一会場とすることについての不都合はない、と判断した。
次いで当委員会の今期の方針について検討し、前期のものに若干の修正を加えて決定された。基本的には、「主の召命に応えて日本基督教団の宣教を担い、主の教会に仕える教師を送り出すために、教憲教規に基づき、教師検定規則に則って教師検定試験を実施する」ということである。
二〇〇七年秋季教師検定試験準備をした。各科目の担当を決め、更に試験日程や提出物の課題などを決定した。
第一回委員会の審議を進めながら、改めて当委員会に課せられている責務の重大さを痛感させられた。この任に堪え得るよう祈って、閉会した。
(倉橋康夫報)