去る七月四日(金)に第五回宣教師人事委員会が開かれた。
この委員会では、世界各国から多くの宣教師の受け入れ窓口としての役割を果たしている。
今回の委員会においては、五名の受け入れ宣教師の就任や退任の報告を受け、八名の受け入れ宣教師の任期満了・任期延長・本国活動(宣教師の母国での報告活動)の承認事項等が協議された。当委員会の役割は、受け入れ宣教師の人事手続きや日本での派遣先との調整、任期毎の総括などである。
人事的手続きに加えて、受け入れ宣教師らが、派遣先で十分に宣教の業を果たすことが出来るように、働く環境や生活環境、人間関係などにも配慮することが望まれる。
とくに、文化の違いや地域の習慣などの違いから、宣教の業とうまく噛み合ない場合もあり、その調整には課題が多い。それ故、受け入れ窓口である教団側の配慮が大前提であるが、それと同時に、受け入れ側の教会や関係学校・団体の協力や理解が必要となる場合が多い。
その他、教区・関係学校と宣教師の三者が関わっている伝道プロジェクトを活発に進めるところもあり、地域や教区によって、その特性を生かした多様な働きが受け入れ宣教師を通して行われていることを知っていただきたい所存である。
最後に、今第35総会期の宣教師人事委員会は、この総会期を通して、委員会改変に伴う「受け入れ宣教師人事手続き」の規定を調整してきた。今総会期中に間に合うように、担当委員は最善の努力をしていることを報告する。
(上内鏡子報)