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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4658号】韓国・大韓イエス教長老会から25名参加 大きく前進した問題理解

2008年9月13日

教団で統一原理問題連絡会開催

六月十九日~二〇日、韓国・大韓イエス教長老会からの二五名と日本の各教区・地区・支区の代表が教団会議室に集まり、統一原理問題連絡会が開催された。
韓国からは、「統一教文鮮明集団の最近の教理とその批判」、「(韓国・麗水における)文集団の浸透とキリスト教会の阻止運動」と題する講演をいただいた。
日本からは二名の脱会者により、最近の統一協会の活動の柱である韓国・清平(チョンピョン)における活動の実態が語られた。
また二日目には日本各地からの報告がされた。
韓国側の関心は、エセ宗教もしくは異端である統一協会の社会進出をいかにブロックするかにある。今、焦点となっているのは、韓国キリスト教の聖地・麗水で、二〇一二年に開催予定の麗水万博である。
統一協会は莫大な資金を注ぎ込んで先行投資・開発を行っており、麗水が高齢の文鮮明を満足させるための「地上天国」になるとの見方もある。プロテスタント教会が超教派で統一協会排除のための運動を展開している。
韓国キリスト教会にとって、統一協会は、脅威になり得るような人的規模ではない。しかし、人間の愛や葛藤や尊厳を踏みにじり続ける彼らの悪辣さや、一兆円を超えると言われる被害が日本にあることを知って欲しい。合同結婚式により渡韓した七〇〇〇人ともいわれる日本人女性とその子どもたちを救い出すために、力を貸して欲しい。韓日の代表者が相互に訪問できるようになったとはいえ、率直に言って、私たちの願いはなかなか届かないできた。今回もそのように始まったが、数時間毎に場の空気が変わっていくような感覚を受けた。
「日本の被害が大きいことは解ったが、なぜ霊感商法にだまされるのかが解らない」。この韓国側の神学者の発言が今回の到達点であり、新たな出発点となる。
閉会後にもたれた韓日の弁護士による協議にも同席したが、更に大きく前進できたように感じた。
韓日の教会が、次の一歩をどう展開していけるか、楽しみである。新しい知恵と情熱を、主によって与えられたい。

教団新報
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