【4580号】人ひととき 阿佐光也さん

自分の信仰が豊かにされた

阿佐光也さんと盲人伝道協議会の関わりは、小学生時代に遡る。全盲の父に連れられて、夏の全国修養会に遊びに行ったのが最初だった。住まいも盲学校の中。盲人がいるのが普通の生活だった。三〇歳を過ぎて信仰を持ち、献身した。在学中に主事として盲伝で働くようになる。視覚障害者の伝道に関わるというより、仲間と再会し、一緒に活動する気持ちだった。
現在、盲人伝道協議会は「教会が本来担うべき仕事、信仰教育や教会生活のケアを行っている」という。日本の視覚障害者教育は、盲人キリスト者達に先導されてきた。戦後、ヘレン・ケラーの援助を受け、盲人キリスト信仰会、NCC、日本基督教団の協議によって盲人伝道協議会が成立、現在維持会員は四五〇名。文書伝道、盲人同士の交わりや晴眼者との相互理解を深める場を提供してきた。特に旧約聖書に関しては盲人達が自分達の手で発行したという歴史もある。新共同訳聖書も聖書協会と合同の点字出版委員会を作り、募金活動を行った。盲人の信仰教育も盲人キリスト者に担われてきたのである。「その人達の信仰は強烈だった。盲人のために働くというより、その確固たる信仰に触れられたことがすごい体験。自分自身の信仰が豊かにされた」と、阿佐さんは語る。
現在、阿佐さんの仕事で「相談に乗る」ことのウェイトは大きい。「教会でこんなことがあった」「教会を紹介してほしい」「教会に視覚障害者が来たが、どう対応すればいいか」電話だけでなく、「視覚障害者理解の手引き」を作成して、相互理解を深める努力をしている。「誰かがやるだろう」ではなく「誰かがやらなければならないこと」。それを今、盲伝が担っている。
「ここまで続いてきたのは神様のみ旨と、支えて下さる方々のおかげ。でも本当はもう少し、各個教会がこういう活動に興味を持って下さるとなあ」経済的な問題や後継者問題。課題が山積みである。

【4580号】出版局ニュース

★新刊から
『象徴天皇制と人権を考える』〈今村嗣夫=著〉今、日本では、憲法を「改正」して、戦争の出来る国にしようとする動きがある。日本国憲法と皇室典範との矛盾点や大日本帝国憲法との相違点を指摘し、日本国憲法の大切さを訴える。A5判・六四頁・九五〇円
★重版から
『傷ついた癒し人-苦悩する現代社会と牧会者』〈H・J・M・ナウエン=著、西垣二一・岸本和世=訳〉四六判・二二四頁・二〇〇〇円

【4580号】お知らせ

▲ユースミッション2005

「日独教会青年合同リトリート」を次のように開催いたします。
明日の教会に仕える若者たちを送り出してください。
◎日時 七月二五日(月)~二七日(水)
◎場所 YMCA東山荘(御殿場)
◎主題 「明日の教会のためにネットワークをつくろう」
◎主催 全国教会婦人会連合
◎協賛 教団世界宣教協力委員会・教育委員会
◎協力 C・ゼブリー宣教師(教団)、西之園路子牧師(蒲原教会)、相賀昇牧師(田園都築伝道所)
◎人数 ドイツ七名、日本約二〇名
◎参加費 一万円(二泊七食)、交通費各自
◎締切 六月十三日
◎問合せ 全国教会婦人会連合(TEL・FAX 03-3203-4258)

 

▲ともに生き、ともに働く~第3回就職差別撤廃キャンペーン

/時=6月25日(土)14時~17時

/所=牛込聖公会聖バルナバ教会(新宿区矢来町65)

/ 交通=地下鉄東西線神楽坂駅下車・矢来出口徒歩3分

/プログラム=(1)「荒川商業高校での就職差別をなくす取り組み」(2)「就職差別にとりくんで」在校生&卒業生の証言、(3)崔善愛さんのピアノ&トーク

/主催=日本キリスト教協議会部落差別問題委員会TEL03-3203-0372(担当木谷まで)

 

▲ハンセン病を正しく理解する講演会2005「人間回復の証言」-ハンセン病回復者の闘いと祈り

/(1)関東地区、時=7月2日(土)14時~17時、所=日本キリスト教団柿ノ木坂教会、講師=神美知宏さん

/(2)関西地区、時=7月2日(土)14時~17時、所=日本キリスト教会西宮中央教会、講師=玉城しげさん

/主催=社団法人好善社 TEL03-3712-3845、関西連絡先 TEL06-6418-5430(長尾)

 

【4580号】伝道のともしび

小さな群れの歩み

西伯法勝寺教会牧師 麻生 統一

「二〇〇四年度の行事報告」に初めて教会学校の行事を「四回」と書くことができました。それは、私どもがこの地に赴任して五年目の年でした。私は七二歳、四級の障害者手帳を持っているとは思えないくらい、元気に奔走させてもらっています。
二〇〇〇年の鳥取西部地震の時は震源地も近く、築四〇年、無牧の長かった教会は「半壊」となり、「礼拝」と「祈祷会」を守るのがやっとでした。また、信徒の家屋も被害を受け、みんなで途方にくれる日々が続きました。零からの出発となった教会でしたが、地区・教区のご指導と、私たちも「主の導きと助け」を信じて立ち上がりました。全国からの「尊い献金」「励ましのお祈りとお言葉」は、大いなる助けとなりました。そして、主は立派な教会を与えてくださいまいした。備品も申し出により与えられ、主は「私たちの教会の必要なものをご存知なのかなぁ」と思えることもなさいました。
二〇〇二年六月三十日に就任式・献堂式をすることができました。信徒伝道者として赴任した教師も、今では正教師の資格も与えられ交換講壇にも積極的に行かせていただき感謝しています。
しかし、この小さな群れをも主が大切に思われ、憐れみをかけてくださったことに対して、私たちは先ずここに、いつまでも教会が存続するために、信仰の継承を考え行動しようと話し始めました。現在の現住陪餐会員は十名で、九十代二名、七十代一名、五十代三名、四十代一名、三十代三名です。求道者二名、教会学校には五年生一名、一年生三名、保育園児一名、二歳児一名が、よく来てくださる子供たちです。ご高齢で寝たきりの方、仕事の都合上来れない方、礼拝出席は、牧師を含めて四~六名です。このような群れですが、皆で「知恵」や「賜物」を最大に生かして頑張り始めたところです。
地理的には鳥取県の最西端で、隣は島根県です。昨年十月に合併して南部町となり、人口も一万四千人となりました。教会は町の中心地に属し、小・中学校も歩いて十分くらいのところにあります。職業は兼業農家が多く、土・日曜日は休む暇もなく畑に出て働いている方が目に付きます。ここ法勝寺地区には神社・お寺が多く、昔からのしきたりを良く守り、それらの行事を土・日曜日によく行われます。
右記のような中での伝道は大変だと思っていました。しかし、私たちの主は今もこれから先も、ずっと働き続けてくださいます。この地域の方が一人でも救われるために建てられた西伯法勝寺教会であることを、もう一度思わせられています。あの鎖国開放後、たくさんの宣教師が来られ、日本のために祈り、愛し、犠牲を払って福音を伝えてくださったことは、誠に勇気と熱心、主の弟子としての任務を忠実に果たされたからこそと思います。イエスさまの最初の弟子は「漁師」でした。『「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに従った。』とありますように、私たちも歩んで行きたいと思います。
今年は六回の教会学校行事を開きたいと考えています。「わたしは福音を恥としない」のみ言葉の旗を掲げ、主に導かれつつ皆で手をとりあって歩んで行きたいと思っています。
この場をお借りしまして、全国にあって支えてくださっておられる方々の上に祝福を、風水害・地震の被害に遭われた皆さんの上にも一日も早い復旧の道が開かれますように主の御助けがありますようにお祈りさせていただきます。

【4580号】消息

大沼田實氏(隠退牧師)

四月三日、逝去。七二歳。東京都に生まれる。一九五八年、東京神学大学大学院修了後、同年四月代々木中部教会に赴任。二〇〇一年三月まで四三年間、同教会牧師を務め隠退した。遺族は妻の多嘉子さん。

依田駿作氏(横浜本郷台伝道所牧師)

四月一三日、逝去。七八歳。東京都に生まれる。一九五二年、日本基督教神学専門学校卒業後、札幌教会赴任。その後、光教会、横浜上原教会牧師を歴任後、九三年より横浜市本郷台で開拓伝道を開始し、九六年横浜本郷台伝道所を開設し牧会した。遺族は妻の康子さん。

 

  • 共に仕えるためにPDF

    牧会者とその家族のための相談電話

    International Youth Conference in Kyoto

    日本基督教団2017年度宣教方策会議

    公募・公告

    エキメニュカル協力奨学金 申込書類一式

    日本基督教団年鑑2019年版

    よろこび

    日本基督教団 伝道推進室

    東日本大震災救援対策本部ニュース

    教団新報 archive

    教日本基督教団 文書・資料集 申請書等ダウンロードコーナー

    月間 こころの友