【4580号】消息

大沼田實氏(隠退牧師)

四月三日、逝去。七二歳。東京都に生まれる。一九五八年、東京神学大学大学院修了後、同年四月代々木中部教会に赴任。二〇〇一年三月まで四三年間、同教会牧師を務め隠退した。遺族は妻の多嘉子さん。

依田駿作氏(横浜本郷台伝道所牧師)

四月一三日、逝去。七八歳。東京都に生まれる。一九五二年、日本基督教神学専門学校卒業後、札幌教会赴任。その後、光教会、横浜上原教会牧師を歴任後、九三年より横浜市本郷台で開拓伝道を開始し、九六年横浜本郷台伝道所を開設し牧会した。遺族は妻の康子さん。

 

【4580号】教区コラム 北海教区

教会が立ち続けるために
久世そらち

どこの教区でもそうだろうが、とりわけ北海教区においては北海道という地域の社会的・歴史的条件が宣教の働きに大きな影響を及ぼしていることを痛感している。 明治以来、内国植民地として位置づけられてきたこの豊かな広い島は、水産・鉱物・石炭・木材・農産物など時代ごとに必要とされる資源と市場を日本に提供し、そしてそれらが不要とされると捨てられる歴史を繰り返し、また日本の抱えるさまざまな矛盾の処理場としても利用され続けてきた。
現在は活動休止しているある教会は、炭鉱の町に建てられた。かつての繁華街は、今、ぼうぼうの草地と化した。石炭が必要なときは、ここに駅ができ役場ができ、映画館も居酒屋も床屋も医者も来て、そして教会もやってきた。しかし石炭が不要になると、線路が無くなり病院も学校も消え、店も飲み屋もここを捨てて去った。教会もやっぱり去っていくのか?
別の町では、かつて林業で栄えた頃にできた教会が「合併」という形で閉鎖された。その教会出身の信徒の「町が栄えた時には牧師もやってきて伝道し、自分たちをキリスト者にした。そして苦しくなると教会は去り、自分たちは置いていかれた」と、憤りに近いつぶやきを聞いたことがある。
伝道を始めるよりも難しいのは「去らない」ことかもしれない。北海道の地で「でも教会は自分たちを捨てない」という信頼を得るまで教会が立ち続けることのために、北海教区の努力はある。
(北海教区総会副議長)

【4580号】信仰的・財政的基盤整備が必要 宣教師派遣式

四月七日教団会議室において秋葉・クレーマー・睦子氏の宣教師派遣式が大宮溥世界宣教協力委員会委員長の司式、木下宣世同委員会書記の説教により執り行われた。
秋葉氏はベルリン日本語教会(ドイツ)に四月一日付けで派遣され、一時帰国中に派遣式が持たれた。ベルリン日本語教会は、昨年三月末に相賀昇宣教師が退任し、その後秋葉氏が集会等を担当してきた。
派遣式では木下書記が「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる」パウロに語りかけた主の言葉を秋葉氏に贈った。秋葉氏は、「まだ未熟ではあるが、日独双方の教会の協力の下でベルリンで宣教の業に励みたい」と抱負を語った。
式後もたれた茶話会では、東海林勤氏を会長として後援会が立ち上がったことが報告された。後援会の呼びかけ人の方々が参加し秋葉氏を支える気持ちを語った。
現在、世界宣教協力委員会は秋葉氏を含めて二五名の宣教師を全世界に派遣している。派遣先の日本人教会等が、全ての財政責任を担って支えられている宣教師はそれほど多くはない。多くの宣教師は財政的基盤が不安定な中で、宣教に励んでいる。委員会は宣教師支援を目的として十月第一主日の世界宣教の日に全国募金を募っている。しかし残念ながら、この募金は年毎に減少する傾向にある。
教団は欧米の教会から多くの宣教師を迎えてきた。彼らは各々五〇以上の支援教会を各自の教区に持ち、信仰的にも、また財政的にも支えられ、定期的に報告書を提出し、報告会のために定期的に一時帰国している。このシステムが現在も大変よく機能している欧米の教会は、全世界に多数の宣教師を派遣している。
教団も宣教師派遣にあたり、宣教師の信仰的・財政的基盤を整える必要があると思われる。
秋葉氏は、ヨーロッパに派遣される現在二人目の宣教師、日独教会の架け橋となることが期待されている。 秋葉宣教師のベルリンでの働きが祝されるよう祈りを合わせ会を閉じた。

【4580号】〇六年度予算立案基本方針協議 第二回予算決算委員会

第34総会期第二回予算決算委員会は五月九日・十日の両日教団会議室で開催された。
飯塚拓也委員長より議事日程が諮られた後、竹前昇総幹事より、挨拶を兼ねて二〇〇四年度決算の概要報告があった。
続いて計良祐時財務担当幹事より同決算について詳細な報告があり、一同は長時間の協議を行ない、収支科目全般について確認し、決算案を承認し、次回常議員会に諮る事となった。
出版局繰入金と運営資金繰入が消滅し、収支差額三八〇万円の剰余金を生む黒字決算となったのは、教団財政としては大きな前進である。監査については、六月一五日・一六日の両日行われる予定である。
次に全国財務委員長会議について検討し、九月一九日・二〇日の日程および会議の議事内容を協議、教区財務状況報告書の書式を統一する事が提案され、内容の検討を行なった。
ペイオフ対策については現状の教団本会計の金融機関の選定、金銭管理について確認する必要と、ペイオフ対策のルール作成について検討を行なった。
二〇〇六年度の予算を立案するにあたっては、従来のように支出から検討するのではなく、収入総額から予算規模を検討することとし、収入の基礎である教区負担金について検討し、二〇〇五年度と同額の場合、および1%減の場合について、予算を考えることとし、予算を立てる手順について種々協議を行なった。
次に予算管理について検討し、予算編成内容の把握、管理の担当部門、予算決算委員会としての管理、補正予算の提案時期等について協議を行なった。
年度報告C表の見直しについては、かねてから出されていた問題点を、検討した委員より案の説明があり、一同で協議を行なった。C表の数値は教区負担金算定の基礎であり、教区負担金算定が公平性を欠くことのないよう協議を行ない、さらに継続して検討することになった。
おわりに監査基準について、計良財務担当幹事より、“日本基督教団会計監査基準”について説明があり一同の理解を深めた。
(池田浩二報)

【4580号】再建伝道 開拓伝道 支援を五年延長 中部

第五五回中部教区総会が、五月一七日、一八日、名古屋中央教会を会場に開催された。開会礼拝の後、正議員二〇二名中一八二名の出席で総会は成立し、仮執行順序が承認され、議事に入った。
一日目の主な議事は、常置委員会報告、各部各委員会報告、教区三役選挙、常置委員選挙であった。
特に常置委員会報告の中で、「『靖国・天皇制』問題委員会、『性差別問題』委員会を継続しないこと」の決議(二月常置委員会)に関して、質問と意見が活発に取り交わされた。
また、この議論は二日目の議案「二〇〇五年度宣教実施目標(案)」の場でもなされ、二つの委員会を再度設置して、この課題に取り組んで欲しいという趣旨の修正案が出されたが、論議の結果、この修正案は否決され、原案通り可決された。
二日目は、逝去教師記念追悼会、隠退教師感謝会に始まり、四名の准允式と一名の按手礼式が執行され、共に主の恵みを分かち合う事ができた。
特に宣教実施目標案以外に報告すべきは、次の二つの議案である。
一、再建伝道費と開拓伝道献金の継続に関して
現在、教区による再建伝道として福井地区・丸岡教会、また教区による開拓伝道として愛知西地区・桃花台伝道所を指定し、取り組んでいる。この支援を、なお五か年、延長することを可決した。
二、年金対策金に関して
先の教団総会において年金に関する議案が可決されなかったが、中部教区はこの問題を重く受けとめ、二〇〇四年度の年金対策金四〇〇万円、および二〇〇五年度の年金対策金四〇七万円(二〇〇三年度教区内諸教会・伝道所経常収入総計の〇・五%)を教区内諸教会・伝道所よりの謝恩日献金として捧げる議案が、常置委員会より出された。活発な議論が交わされたが、原案どおり可決された。
選挙結果は以下の通り。
【議長】楠本史郎(若草)、【副議長】高橋潤(中京)
【書記】加藤幹夫(阿漕)
常置委員
【教職】武田真治(金城)、横山良樹(半田)、小宮山剛(富山二番町)、井ノ川勝(山田)、渡部和使(名古屋北)、須藤茂明(華陽)、釜土達雄(七尾)、滝口洋子(鈴鹿)
【信徒】大杉弘(若草)、篠田優(熱田)、川原潤(羽咋)、本弘禮子(津)、阿部美男(名古屋北)、中村友之(各務原)
(加藤幹夫報)

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