【4905・06号】人ひととき 多田 善郎さん 多田 善文さん 「ふたり」で仕える賜物

 父親の代からの絵本専門の製本会社を営む双子の兄弟。瓜二つの彼らを見分けるしるしがある。多田善郎(ぜんろう)さんが赤。多田善文(ぜんぶん)さんが青。「わたしたちは『ぐりとぐら』ですから」と両氏は笑う。会社建物は、かつて三崎町教会の近くにあった。この建物内に、『福音館小辞典』が大ヒットして本拠地を東京に移すことになった福音館がオフィスを構えた。輸入絵本を解体するなど手探りの研究から始め、福音館の絵本製本を手掛けて67年が経つ。安価なものが人気を集める昨今も、幼児が扱うに堪える絵本とするためのコストを惜しまない。

 両氏は、三崎町教会の執事でもある。教会附属の愛の園幼稚園(現在は閉園)に入園したことが始まりだった。卒園後も、CSや教会が平日に運営していた児童学園(絵画教室や学習塾)に通った。当時の新里昌平伝道師がここに集う子らを誘ってブラスバンド「みさきマヨネーズ」を結成。教会で夢中になって楽器を練習し、仲間と過ごした。ふたりは19歳で受洗。第二の誕生日も一緒となった。

 三崎町教会はビル事業を行っており、通常の教会運営とは別の課題を負う。善郎さんは総務、善文さんは財務として仕事で培われた賜物を用い教会奉仕に当たる。ふたりにとって賜物は、単に才能や適性ではなく、生活、命とも言える。数年前に大病を患った善文さんは、病室でも教会の対外的な奉仕を続けた。この時仕事面では、善郎さんが全面的にカバーした。「対外的な場面で出会う相手の人にとって、自分が初めて見るキリスト者」という意識を忘れない。「少しでもよい証をしたい」。「神からの賜物を使うことが使命」と両氏は語る。

 「マヨネーズ」は、現在も墓前礼拝やクリスマス、教会の関係施設への訪問演奏を行っていると言う。

多田善郎さん。㈲多田製本代表取締役。 多田善文さん。㈲多田製本専務取締役。㈳堀川愛生園理事。共に三崎町教会員。

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