主の平和
政府は3月15日、技能実習制度を廃止して育成就労制度を創設する法案と合わせて「永住許可取り消し」法案を閣議決定し、国会に上程しました。私たち外キ協は同日、教会共同声明を出して各教派・団体、関係委員会、教会に賛同を呼びかけています。
この法案は4月中旬から衆議院法務委員会で審議されますが、倒産や失業、大病して、税金や社会保険料を何回も催促されても支払うことができなかった時/在留カードを常時携帯しないで何回も捕まった時/在留カードの更新(7年ごと)をつい忘れて入管に行かなかった時/何かのトラブルで、住居侵入罪など微罪で捕まり1年以下の拘禁刑(執行猶予も含む)になった時など――「永住者」という在留資格を取り消す、というのが今回の法案です。しかし、上記のような「予期しない事態」などは、日本人であろうと外国人であろうと、長い人生のなかで誰にも起こりうることです。
東京駐在のフランス人ジャーナリストは、「永住者が大困惑/語られない「入管法改正」の中身/実習制度の改善の裏で起きていること」と題して、この法案は日本で暮らす外国人に、≪「永住」から「永続的な不安定さ」≫をもたらす、と指摘しています(東洋経済 online2024/3/24)。
私たち日本の諸教会では、すでに多くの外国籍信徒・教役者を迎え、共に信仰共同体を形成しています。私たち教会、そして日本社会から多くの声を集め、この法案を廃案とするため、下記のように急きょオンライン集会を開きます。
・・・・・・・・・・・・・4・26オンライン緊急集会(案)・・・・・・・・・・
名 称:からふるカフェ特別編
私たちは永住取り消し法案に反対します! 仲間たちの声オンライン集会
日 時:4月26日(金)午後7時~8時30分
主 催:外キ協/NCC在日外国人の人権委員会/マイノリティ宣教センター(CMIM)
第一部◇発題「永住取り消しは“21世紀日本版”アパルトヘイト」 ≪15分≫
第二部◇仲間たちのリレートーク「私も言いたい!」 ≪計60分≫
①外国人からは、「私はなぜ日本に永住しようとしたのか?」「私はなぜ永住申請をしたのか?」などなど、具体的な話をしてもらう≪一人8分×4人≫
②教会で、地域で、学校で、外国人と出会い、一緒に暮らす日本人からは、この法案に対する率直な思いと意見を手短に話してもらう≪一人3分×8人≫
第三部◇参加者みんなからの提案
「私たちは、これからどうする? 私はまず教会で、地域でこれをする!」 ≪10分≫
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お願い1 各教派・団体、関係委員会、各地外キ連から第二部①か②の発言者を出してください。
4月15日までに、発言者のお名前と連絡先メールアドレスを外キ協事務局までお知らせください。⇒raik.kccj☆gmail.com ※☆を@にかえてください
お願い2 オンライン集会への参加を、各教区、各教会へ広く呼びかけてください。
参加申込:https://forms.gle/cFACuWWZLR75z4EBA *前日までに申し込んでください。
4・26オンライン緊急集会参加のお願い(PDF)