【4744号】主の召しに応えて 伝道のともしび

わたしは福音を恥としない
高原教会牧師 大坪 直史

私たちの教会、日本基督教団高原教会は、1918年、米メソヂスト教会婦人部が派遣した婦人伝道者の開拓伝道により、日本メソヂスト泡瀬教会として創立されました。その後、日本基督教団、沖縄キリスト連盟、沖縄キリスト教会、沖縄キリスト教団、再び教団所属の教会として歩み、名称は、立地の移転に伴い、三浦教会、桃原教会と改称し、1952年には、現所在地である沖縄市高原(旧・美里村字高原)に落ち着きました。
戦中、教会堂と牧師館が焼失しましたが、信徒たちは山中にて礼拝を守り続け、戦後は米軍払下げのコンセット・ハウスを教会堂として用い、それが台風によって倒壊するという困難にも見舞われましたが、度重なる危機的状況の中、神は、その都度、高原教会をお支え下さり、伝道のともしびが絶やされることはありませんでした。こうして私たちの教会は今年94年目の歩みを迎えさせて頂きました。
現在、沖縄は明るく爽やかな南国リゾート地のイメージで、よく知られています。しかし、その実は、前述のような困難と痛みの歴史を抱えており、米軍基地関連の諸問題は周知の通り、長年解決されることのない問題として今も重くのしかかっています。また社会は高い失業率、離婚率、父子母子家庭率等の指標によって表されるような悲惨な状況です。その宗教的あり方については、祖霊崇拝(うたき《御嶽》や、うがんじゅ《拝所》)、祖先崇拝(仏壇や、ユタ《口寄せ》通い)、迷信(台所のヒヌカン《火の神》や、石敢當など)が見られます。このように、歴史的にも社会的にも習俗的にも、この地ならではの問題・課題を持つ沖縄、ここが私たちの伝道の地です。
私たちは、この伝道の地に、主イエス・キリストの十字架の死と復活に明らかにされた罪の赦しと永遠の命、すなわち神の福音を宣べ伝えます。「わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです(ローマ1・16)」。たとえ時代が変わっても場所が変わっても、福音が変わることはありません。この神の力である福音が私たちの教会を形成し、戦中・戦後のような危機的状況をも力強く乗り越えさせ、今後も公同教会としての教団の高原教会を建て上げて行くのです。
常に目立つ大きな恵みばかりがあるわけではありませんが、目立たない小さな恵みに目を向けてみますと、神の恵みの驚くべき大きさに気付かされます。信仰の一致にある牧師仲間の交わり、牧師と教会のために、熱い祈りと全力とを神に献げておられる教会役員や、ただ一人の救いのために、牧師と協力して伝道に励む教会員の存在、このような真の教会共同体・信仰共同体のあり方によって、感謝と希望の思いが日々新たにされます。 …現在、沖縄教区は教団に「距離を置く」との立場を取っています。そこで今年、教団信仰告白と教憲・教規を重んじる私たちは、「沖縄キリスト伝道会」を発足させました…
御言葉に生かされるということは、常に前向きにならざるを得ないということなのであると思わされます。だから私たちは、困難な状況にあっても決して消えることのない伝道のともしび、福音の光を灯し続けて下さる神を、礼拝し続けるのです。

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