5月16日に第37総会期第2回宣教研究所委員会が開催された。今回は日帰りで設定され、一日の委員会を宣教基礎理論策定に集中した。
宣教基礎理論策定については第35総会期の委員会において発議され検討に入ったものの、第36総会期の委員会は「信仰の手引き」の作成に集中したために中断していたものである。
今期の新しい委員会は第35総会期委員会がまとめた「宣教基礎理論作成のための共通理解」を踏まえつつ、各委員があらかじめ考えてきたところの「宣教」についてその骨子を発表した。
今回の発表に当たっては聖書に根拠を置くことを共通課題としたものの、一人ひとりの構造や組み立てに違いがあったため、それらをただちに一つにまとめるまでには至らなかった。
ただ重要なこととしては、宣教の内容については考え方が同じであることを確認することができ、互いの共通基盤を設けるところまで作業を進めることができ、今後の作業に希望を残した。
次回委員会においてはこれをさらに詰める作業を行うが、その際に①なぜ宣教は必要か、②誰が宣教するのか、③何を宣教するのか、④誰に宣教するのか、⑤どのように宣教するのか、⑥何を目指して宣教するのか、という項目を共通の枠組みにして各委員が今一度「宣教」について考えてきて発表することとした。
(長谷川洋介報)