【4725号】自主避難地域内の原町教会で 東北

5月30日~31日、東日本大震災救援対策本部より、岡本知之副議長、藤掛順一常議員、藤盛勇紀幹事の3名が、原発事故の影響下にある福島県の諸教会の調査に赴き、鹿島栄光教会、中村教会、福島新町教会、信夫教会、原町教会を訪ねた。
中でも原町教会は原発から24キロの地点にある。事故の当初は屋内退避、自主避難指示地域となり、関係施設である原町聖愛保育園も市から休園を求められた。屋内退避はその後解除されたが、現在は自主避難区域の指定はそのまま、「緊急時避難準備区域」とされている。それは「乳幼児が立ち入らないことが強く求められる」地域ということである。しかしこの地域の現在の放射線量は福島市の約3分の1である。
約100名いた園児も当初ほとんどが避難したが、4月中旬には20名ほどが戻っていることが分かった。避難先での保護者の精神的な疲れや子どもの体調不調により、戻って来ざるを得ない家庭がある。聖愛保育園は、「乳幼児が立ち入らないことが強く求められる」地域で生活せざるを得ない子どもと保護者が孤立して悲惨な状況に陥らないために、4月25日より自主的に保育室・ホールを開放して子どもの遊び場を提供し、保護者たちの交わりの場、悩みを相談できる場を開いた。そのために園長、事務長、保育士数名が無給で奉仕しており、日によっては子どもと親を合わせて20名以上の利用者がある。市も県も、「30キロ圏内に子どもは立ち入らないことになっている」と繰り返すばかりで何の支えにもならない。その中で、ボランティアで施設開放を行っているのである。
韓国、済州島出身の朴貞蓮(パク・ジョンヨン)牧師は、このような状況の中、4月21日に着任したばかりである。27名の現住陪餐会員の内16名がこの地に残り、懸命に教会を支えているが、朴牧師の謝儀は当初の予定の半額にせざるを得ない状態である。自主的に保育に当っている保育園職員の給与も、積立を取り崩して支払っているが、いつまで続くか分からない。
原発事故と行政の無策の中で苦しんでいるこの教会と保育園を支えることは、主が我々に与えておられる大切な使命であると思う。
朴牧師の以下の文章が心を打つ。
「災害の後、人々の心が定まらず迷いと怖れの中にある時はカルト宗教やオカルトが人々を惑わし、自分たちの利益のために人々を利用しますから、わたしたちは賢い乙女たちのように油を備えてキリストの光を灯し続けて行く使命があることを改めて示されました。自分たちにとっても、毎週、礼拝をおささげ出来ることがどれほど大きな恵みであるかを噛みしめているこの頃です」。
(藤掛順一報)

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