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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5015号】伝道のともしび(4面)

2024年3月9日

伝道報告 伝道推進室より応援した教会・伝道所

秋田飯島教会近況報告

秋田楢山教会牧師、秋田飯島教会代務者
村尾政治

 1974年、秋田市土崎の地における信仰の先達たち(故 土合竹次郎牧師を中心として)の開拓伝道によって土崎伝道所が生まれました。それから20年後の1994年、土崎伝道所は、秋田飯島教会(第二種教会)へ一歩進みました。秋田飯島教会は、今年で教会創立50周年を迎え、秋田の地で「伝道する」という先達たちの思いを引き継いでいます。現在、現住陪餐会員は4名という小さな群れですが、毎週午後からの礼拝を守っています。
 私は、2022年度から代務の働きを担っています。秋田飯島教会は10年以上代務体制が続いていたこともあり、代務を依頼される際に、同時に役員会より依頼されたことがありました。それは、今後の秋田飯島教会の在り方を祈り、考えていただきたい、とのことでした。具体的には、①限られた条件の中で、牧師を迎える方策を探ること、②牧師を迎える方策を探りつつ、同時に兼牧や合併について考える、ということで私は代務の働きを担うこととなりました。
 2022年度の主題聖句は、フィリピの信徒への手紙4章4節〜7節でした。主なる神様によって、最もふさわしい道が指し示されるよう祈りつつ歩みました。教会財政的には厳しい状況にありますが、思い煩うのではなく、主イエスに救われた者として、いつも喜び続ける礼拝者でありたい、と。礼拝者として主に在る喜びに生き、主に祈りつつ歩む時、「人知を越える神の平和」(フィリピ4・7)が約束されていることを信じて2022年度を歩みました。2022年5月の礼拝後に教会懇談会を行い、「今後の秋田飯島教会について」の話し合いの場を持ちました。協議の結果、できるならば新しい牧師をお招きしたい、この地で伝道を継続していきたい、と皆の意見が一致したため、期間を定め、そのように歩んでいくこととなりました。なお、牧師をお招きすることが困難な場合は、その次の段階として兼務体制に切り替えていくこと等も話し合いました。
 2023年度も代務体制が続きました。ローマの信徒への手紙12章12節を主題聖句として、教会の現状に落胆することなく、希望をもって皆で祈りつつ歩みました。そして、その祈りに主が応えてくださり、2024年度の着任に向け、新しい候補の牧師と祈りの中で話し合いが進んでいます。改めて、牧師招聘は最後の最後まで分からないものだと感じています。人間の思惑によって招聘は決まらない。主によって備えられたものなのだと実感しています。
 私は、代務の働きを2年で終えることになりますが、この地に教会が立っている意味の大きさを礼拝毎に感じています。現住陪餐会員の他にも、近隣にお住まいの求道者の方々が礼拝に招かれています。また、近隣の教会の兄弟姉妹が午後からの秋田飯島教会の礼拝に出席し、主に在る交わりが与えられています。主なる神様が秋田飯島教会を伝道の業のために用い続けてくださっていますことに感謝いたします。

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