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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5003・04号】キリスト教社会事業同盟 総会(4面)

2023年8月26日

教会とのあるべき姿を模索し

 教会がキリスト教社会福祉施設とどのような関係を築けるのかという点は、多くの教会が考えていることと思うが、教団と同じ信仰に立つ社会福祉事業団体及び同分野のキリスト者の組織が日本キリスト教社会事業同盟(以下「社事同」と略)であり、教会との相互理解と協力を推進する活動がなされてきた。また教団も社事同と協力するよう「教団社会活動基本方針」(1966年)に掲げて以来、踏襲してきた。
 社事同は1949年に設立され、現在、団体会員62法人・160施設、協力会員10名、個人会員10名。
 社事同総会が7月7日、レンブラントホテル東京町田にて開かれた。
 開会礼拝では雲然俊美教団議長が「あなたがたが与えなさい」と題してマタイ18章13〜21節の説教をされ、主よりの励ましを頂いた。
 総会に先立つ研修会では、源流である教会とのあるべき姿を探るため、2講演が行われた。
 「キリスト教社会福祉を支える神学」については李善惠氏(関西学院大学教授)が聖書を数多く引用して話された。
 「教会と社会福祉」については潮谷義子氏(前慈愛園理事長)が信仰を基に施設職員として働かれまた県知事として県政に関わられた体験を踏まえ、講演された。
 総会では、理事長挨拶にて、教団との連携と共に教区・地区での交流、協力を模索したい旨が語られ、報告・計画が承認された。新体制となった理事14名には、網中彰子総幹事と教団社会委員会1名(今回は秋間文子)が含まれる。
 総会には30団体、55名が出席し、各団体の熱意と同時に課題にも触れることができた。懇親会では、諸団体の紹介もあり、交わりの中で互いを覚えつつ奉仕されている様子がうかがわれた。信仰をもって事業をなす諸団体および労する方々のために祈り、よりよい関係を築いていきたいと思う。

(秋間文子報)

教団新報
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