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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4999号】教区総会報告2023年度 1 − 九州・中部・奥羽(3面)

2023年6月24日

多くの教区がコロナ以前に近い形で開催
四国・兵庫・京都・東北・大阪・九州・中部・奥羽・西中国・北海

 

軍事力に頼らない平和に向けて議案を可決 【九州】

 第73回九州教区総会が5月2〜4日、福岡中部教会にて開催された。2020年度、2021年度は書面による総会、2022年度は集合し一日のみとなる総会であったが、今回はコロナ禍前と同じく2泊3日での総会となった。議員数は235名中、開会時の出席議員は140名であった。
 一日目、開会礼拝に続き、今年度より新たに着任した4名の教師の紹介がなされた。午後には、日下部遣志議長によって記された12頁に渡る報告書に基づき、丁寧な議長報告がなされた。
 夕方からの議員研修会は例年、講師を立てて行われてきたが、今回は、全体を10グループに分け、九州教区の宣教の課題について、それぞれの教会、伝道所、宣教の現場のことについてグループごとに「語り」「聴き合う」ひとときを持った。休憩を挟み、19時から議事再開となり、議案「九州教区宣教基本方策制定に関する件」が審議された。宣教基本方策は隔年で見直しが行われる。九州教区が取り組む全23項目の課題について説明がなされ議場の承認を得た。
 二日目以降、三役・常置委員、伝道センター委員長・委員等、各種選挙が行われるのに並行して、議案「『熊本・大分』地震救援対策本部を閉じると共に、新たな大規模災害に備える件」が審議、可決され、提案どおり新たに「エルピスくまもと運営小委員会」と「災害対応準備小委員会」が設置されることとなった。
 また、議案「日本の軍事大国化に反対し、平和を求め続けることを表明する件」が審議され、軍事力に頼らない平和への取り組みこそが必要であることを議場全体で思いを一つにし、議案は可決された。

 三役選挙結果
【議長】日下部遣志(川内)、【副議長】西岡裕芳(福岡警固)、【書記】長谷川渉(津屋崎)

 常置委員選挙結果
【教職】川島直道(錦ケ丘)、日下部克彦(大分)、多田玲一(福岡女学院)、松崎豊(福岡弥生)
【信徒】伊津見七生子(若松浜ノ町)、川端智絵(大牟田正山町)、小深田信明(国東)、坂上剛(長崎馬町)

(長谷川渉報)


 

三役選挙、議長・副議長が交代【中部】

 第73回中部教区総会が5月23〜24日、名古屋中央教会で、開会時正議員199名中178名が出席して開催された。
 常置委員会報告の中で、田口博之議長は「評価と展望」(議長報告)を行った。「教勢」について、20年前と比べ、現住陪餐会員1500名、礼拝出席1000名、経常収入2億円の減となっている一方、この2年間と比べると礼拝出席者が回復基調にあることを提示した。また、中高生バイブルキャンプが4年ぶりの対面開催となったこと等を報告した他、教区の互助制度である「助合伝道」について、教会・伝道所からの拠出金、教師が負担する互助会計からの繰入金に加え、2017年から始まった「自主献金」への協力を呼び掛けた。
 三役選挙では、新たに加藤幹夫教師を議長に、小林光教師を副議長に選出した。常置委員選挙に関する件では、教師6名、信徒5名の選挙を「予備選挙を行わず、全数連記で本投票を行う」ことが提案された。これに対して、教職5名、信徒4名の制限連記とする修正案が出された。「さまざまな意見を取り入れ、福音宣教、教団機構改定に取り組むべき」との理由が語られた。162名中51名の賛成で修正案は否決され、全数連記での投票が行われた。
 教団問安使として黒田若雄書記が挨拶した。質疑において、「複数の教区から常議員が選出されていない中で、どのように機構改定を進めるのか」、「沖縄教区との関係改善のために具体的に検討していることはあるのか」等の質問があった。黒田書記は、機構改定について、「教区の違いを越えて危機的状況はあり、全体の意識をもって進めて行く必要がある」と述べた。沖縄との関係については、「沖縄教区から教区としての方向性がはっきりするまで待って欲しいと言われており、見守っている状態」と説明した。
 「宣教実施目標案」の協議の中で、性差別について教区で課題とすることの重要さを指摘し、「性差別問題委員会」を無くしたことに疑義を呈する意見や、委員会の設置を求める意見があった。これに対し、プライベートに関わることを審査権が無い教区が扱う難しさを指摘する意見や、課題に関して聖書をどう解釈するのかについて研修を重ねる必要性を指摘する意見があった。
 2023年度予算では、対面の活動が増えて行くことや諸経費が上がっていることを受けて負担金を20万円程増額すると共に、支出科目を少しずつ増額し、予備費が10万円(22年度78万円)となる予算を可決した。
 この3年間、教会記録審査は各地区で行い、報告の承認を常置委員会に委任していたことを踏まえ、教区規則に「教区総会で報告できない場合は常置委員会に報告する」との但し書きを加える規則変更を可決した。

 三役選挙結果
【議長】加藤幹夫(阿漕)、【副議長】小林光(熱田)、【書記】尹成奎(中川ぶどうの木)

 常置委員選挙結果
【教職】横山良樹(半田)、田口博之(名古屋)、木下喜也(金城)、勇文人(富山二番町)、佐藤誠司(福井神明)、地多政枝(松阪)
【信徒】朝倉秀之(金沢)、辻康(四日市)、山本松子(紀伊長島)、衞藤慧志(尾張一宮)、村瀬明子(半田)

(新報編集部報)


対面開催の喜びに満たされた総会【奥羽】

 5月23〜24日の日程で、第78回奥羽教区総会が開催された。開会時の議員数は、正議員109名中98名。例年会場は教区事務所なのだが、コロナ対応のため、アイーナ(いわて県民情報交流センター)での開催となった。総会の中で繰り返し語られていたが、対面での総会開催は4年ぶりということで、対面開催の喜びに満たされた総会であった。
 開会礼拝に引き続き、2名の教師の准允式が執行され、教師の誕生の喜びを議場は共有した。
 諸報告ではまず、小林よう子議長より議長報告が詳細になされた。その中で、コロナ対策支援金として各教会・伝道所に3万6000円が配分されたこと、ハラスメント相談窓口設置のための準備委員会が組織され第1回の委員会が開催されたこと、2008年度から2020年度までの記録を収めた「奥羽教区宣教資料集」が発行されたこと等が報告された。
 議場から、教団の二種教職制についての教区の見解を求める声があり、「合同教会故に慎重に対応すべき問題であるが、教区の中で議論がなされても良い」との小林議長の見解が示された。
 その後、常置委員会、各種委員会、各部、地区等の活動報告がされたが、それぞれの報告に共通していたことは、コロナ禍という困難な状況の中、それでも様々な工夫を凝らしながら、活動が完全にストップしないように何とかできる限りの活動が継続されたということであった。
 教団問安使は藤盛勇紀教団副議長。教団議長挨拶への応答として、沖縄教区との関係について、「沖縄キリスト教団との合同当時を知る教職が少なくなっている中で、当時沖縄がどういう思いで合同したかに思いを馳せながら、沖縄教区との関係を考えてほしい」との意見や、「教団の教師を養成している神学校でハラスメント事件が起きているが、弱い立場にある学生が訴え出ることができるような窓口が教団に必要ではないか」という意見があった。
 議案第8号「2023年度教区宣教計画の件」について、17項目挙げられている重点目標の項目に、2点項目を追加し、重点目標を計19項目とし、議案は可決した。その他予算決算関連もすべて承認された。
 また、二日目に教団機構改定に関する懇談会がもたれた。
 なお、この総会で選挙は行われていない。

(小林信人報)

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