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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4985号】伝道報告 伝道のともしび(4面)

2022年11月12日

一人ひとりの育ちに寄り添い

認定こども園宮古ひかり園長・宮古教会牧師

森分和基

 宮古教会は1909年にこの地域に産声を上げました。当初は拠点となる建物を持たず、様々な場所で礼拝をしていました。そのような教会の働きは宣教師からの支援で成り立っていました。自給自足の教会を目指すことを掲げ、拠点となる会堂建築を行い、そして、会堂ができた1938年に幼稚園の働きを始めました。宮古市で最初の幼児施設で「宮古幼稚園」と名付けられました。
 1969年に宮古幼稚園の附属幼稚園として別の場所に「ひかり幼稚園」が建てられました。
 更に、この計画は最終的に失敗に終わってしまいましたが、保育所の開設が計画されました。この保育所は今日でも目を見張るものがあり、1階が保育所、2階が保護者の研修所(子育て支援)、3階が保育者の研修所(特色ある教育)という機能を持っており、近年でも大切になされていることをこの当時に行おうとしていたことに敬意を表しています。しかし、財源が枯渇し、2、3階部分の計画が頓挫してしまい、裁判沙汰になり、敗訴してしまいます。しかし、これらのことを通して、宮古教会はどんな状況の子どもも受け入れる姿勢を示し続けてきたと考えています。
 その後、人口減少の流れの中で、宗教法人立の幼稚園では立ちゆかなくなり、宮古幼稚園は学校法人化の認可基準の面積を満たせず閉園、ひかり幼稚園が岩手キリスト教学園に加入させて頂きました。
 東日本大震災で宮古教会が浸水被害を受けたこともあり、移転を決断。また離れた場所にあったひかり幼稚園も認定こども園化し同一敷地内に移転することを決断いたしました。この際に教会の方々は、「宮古に子どもが一人でもいる限り施設の働きを続けて欲しい」という姿勢を示しています。そして、2015年にひかり幼稚園は閉園し、新たに「認定こども園宮古ひかり」が開設されました。
 ひかり幼稚園の最後は園児が50人ほどでしたが、今は0〜5歳までの園児130人ほど、職員40人ほどの施設になっています。また2022年4月から0〜2歳までの5人未満の家庭的保育事業「ぶどうのき」が立ち上げられました。一人ひとりを丁寧に受け入れながらもしっかりと集団遊びができる施設でありたいと願っています。神さまの愛の中で子どもたちが自己肯定感をしっかり育まれながら、個性豊かな育ちをして欲しいです。
 今後は、放課後等児童デイサービスや学童保育、子ども食堂の可能性を検討したいと考えています。そして、今後の物価の高騰等に合わせて、何らかの形で保護者等への生活支援ができないか模索中です。
 子どもたちの育ちを様々な形で伴走し、寄り添いたいと思いますし、労している教職員も喜びと誇りをもって労して欲しいと願っています。そして、そのような歩みが神さまの導きと祝福に溢れていると信じ、祈りを持って歩んでいきたいと思います。

 

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