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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4985号】教区議長コラム(2面)

2022年11月12日

『AND』はいかが?

北海教区 原 和人

 

 約10年前、「VS映画」が流行した。それぞれに単体で映画の主人公になる存在同士を敢えて対決(VS)させるジャンルである。代表的なのは「ゴジラVSキングコング」。全くの別世界の架空の存在が闘うのである。あるいは「エイリアンVSプレデター」。どちらも異星からやってきた人間の敵という設定で、地球で人間を完全に無視してバトルに終始する。はたまた「フレディVSジェイソン」という映画もあった。どちらも不死身で故に結末はどうなるの?という感じである。
 話し合っても、闘っても、頭脳戦でも勝敗が付かない。2時間の間に、どうしたら相手を倒せるか、相手と分かり合えるかを繰り返すのだが、結局勝敗は付かず。互いに「お互いは違うのね」と認め合うところでエンディングを迎える。part2では互いに協力し、共通の敵を倒す映画もあった。その場合のタイトルは「VS」ではなく、「AND」だった。
 それらを見ていて思うことがある。それは「宗教や民族同士、国同士、そしてわたしたちもVSの最後はANDになれば良いのに」ということ。互いに違う考え、違う立場、違う言葉、違う習慣、違う常識の中にいるのだから、理解できなくて当然かもしれない。そういったものを自分の土俵に無理矢理入れようとして、そこに歪みが起きて争いが生じる。
 時にVSになったとしても、最後はANDになって、互いに手を取り合いたい。宗教も国も民族もわたしたちも、である。教団総会では、意見の対立などもあった。互いの思いがあり、そういうこともあろう。だが、「AND」を目指し、互いに協力しつつ、様々な課題や問題が山積する状況であっても宣教伝道をすすめていきたい。

(北海教区議長)

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