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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4984号】年金特集 年金局編集No. 76(7面)

2022年10月29日

「主に在って皆様のお支えに感謝」

「隠退教師を支える運動」推進委員長
鈴木秀信

 

 「隠退教師を支える運動」にお祈りと尊い献金をもってお支えくださる教会・伝道所に連なる皆様に心より感謝申し上げます。この運動は第20回教団総会で決議されてより今日に至るまで、隠退された先生方への感謝の思いで支えられております。それは私共が大切にしております「隠退教師を支える運動、私たちのビジョン」に5項目の決意として纏められております。その第2項には「私たちは、それぞれの教師が長年にわたり伝道と牧会に全生涯を捧げられ隠退されてからの生活を少しでもお支えしたいと念願しております。このことは、私たち信徒の祈りであり責任であると自覚しております。」と謳われており、今後も引き継がれていくものと確信しております。
 以下に決算をご報告いたします。献金総額6632万円です。100円献金はコロナ禍の中でありますが、914教会・伝道所(全体の56%)より前年度を上回る献金が捧げられました。献金用途は例年のように年金局協力金5574万円、にじのいえ信愛荘援助200万円、クリスマス祝金360万円(180名)を贈呈してご降誕の喜びを共に致しました。なお、クリスマス祝金は謝恩金勘定を廃止し、その200万円を用いて、今年度よりおひとりあたり1万円増額して3万円と致します。
 隠退教師のみならず現役教師をも視野に入れた教団伝道体制、教団年金制度、その他の課題を信徒としてもお支えしたいとの願いをもって、これからも仕えて参りたいと思っております。コロナ禍の中、諸教会・伝道所におかれましては多くの課題を担っておられることと思いますが、ご理解のもと、この運動にご協力くださるよう祈っております。


『隠退教師を支える運動』の意義

「隠退教師を支える運動」推進委員
八嶋由里子

 

 二年前より始まったコロナ感染は、私達の日常の生活を脅かすだけで無く、信仰生活を守る事にも大きな変化をもたらしました。それ迄当たり前にしていた事がしたくても出来ないという思いは、大きな心の痛みとなりました。
 教会員の高齢化も進み、その上にコロナ感染予防の為に礼拝の守り方も変わり、各教会の礼拝出席者も定まらない中、この運動を覚えて下さり、二〇二一年度も尊い献金をお捧げ下さいました事、諸教会、伝道所の皆様に心より感謝を申し上げます。
 北海道の一教会で種子蒔かれた「隠退された先生やご家族の生活を少しでもお助けしたい」との願いは、教団の中の唯一の信徒運動として承認されてから四十五年目を迎えました。以来一口一〇〇円の額は変更する事無く、誰もが参加し易い額をと願って続けられているのです。
 私はこの運動に推進員として係わるようになってから、忘れる事の出来ない事が有ります。それはある他教派の先生との出会いの中で、「教団年金はいいですね。私達の老後はなんの保障も無いですから。」との言葉でした。掛け金だけでは賄えない給付金との差の補い、年金制度に与れない方々へのクリスマス祝金等によって、隠退教師とご家族を支えている事にこの運動の大切な意義があり、それだけに信徒として、隠退された先生方の為に一人でも多くの方が参加して下さればと思うのです。
 しかし高齢化の問題は、この運動の継承を考えるうえで影響している現実の中で、信徒だけでなく、各教会、伝道所の先生方のなお一層のご理解とお支えを頂きながら、今後の活動を続けていけたらと祈り願っています。

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