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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4984号】人ひととき(8面)

2022年10月29日

互いに足を洗い合う

埼玉新生教会員
奥田幸平さん

 キリスト者の家庭に生まれ、東中野教会で大切に育てられた奥田幸平さん。高校入学時に神さまの導きを受け止め洗礼を受けた。高校卒業後、製薬会社に勤務。理科大の2部に入学し、学びながら働いた後、研究所、開発部門に属し、定年まで勤め上げた。
 35歳の頃から、てんかんを持つ子の家族会に関わって来た奥田さんは、退職したら障がい者の就労支援に携わろうと考えていた。58歳の時、教会で出会った葬儀社の人に「葬儀には様々な仕事があるから」と葬儀社を営むことを勧められる。休日に葬儀社の手伝いをして仕事を覚え、定年と同時にキリスト教専門葬儀社「輝」を立ち上げた。
 地道に教会訪問を行った結果、依頼が増えて行くと共に、教会の紹介で豊かな賜物を持つスタッフも与えられた。現在では、23名の社員が、ほぼ毎日、葬儀を行っている。
 会社が大きくなるにつれて、奥田さんは「自分がやっていてはいけない」と思ったという。「会社は神さまが造られたもの」との思いで始めたにも関わらず「自分が大きくした」との傲慢な思いに捕らえられてしまうことを恐れたそうだ。設立7年後に葬儀部門を株式会社化し、株式を社員に分与して退いた。その後は、別会社として残した軽作業を行う会社で、「障がいを持つ人と共に、主イエスの輝きを反射して行く」べく励んでいる。
 後進に託す際、継承して欲しいことを注文した。教会の葬儀に仕え、一緒に礼拝する姿勢を大切にするために社員はキリスト者であること。「あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない」(ヨハネ13・14)との御言葉に聞き、社員礼拝では、「キリストの前に」(讃美歌21・543番)をもって主を讃美すること。奥田さんの願いは今も受け継がれているという。

 

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