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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4982・83号】人ひととき(4面)

2022年10月1日

「朝、種を蒔け」

西那須野教会員
荒川朋子さん

 戦争責任を重く受け止め、主にアジア・アフリカから農村の指導者を招き、自給自足の生活をしながらリーダー育成を行うアジア学院。荒川朋子さんは、2015年から校長として学院を支えている。
 群馬県で生まれ、中高と新島学園に通ったことが、キリスト教との出会い。聖書の物語に触発され、高校を卒業する際に高崎教会で受洗した。
 国際基督教大学で言語学を学んでいたが、徐々に関心を社会学に向けて行く。自らの進路を求めて祈る中、「真実に触れていたい」との思いを与えられ、教育の道を志した。
 中学・高校で英語の講師をした後、2年間、アメリカの大学院に留学、農村社会学を専攻した。留学中にアジア学院インターン募集の広告を目にする。かつてワークキャンプで訪れ、「いつか戻るところ」と感じていたという。一時帰国して3か月程、インターンとして生活した。この時、スリランカ人のルームメイトが、貧しい中で、さらに貧しい人々のために自らを献げる姿に接し衝撃を受けた。ここで働きたいとの思いを強くし、自分を雇って欲しいと学校に手紙を書いたという。
 東京で働く夫の理解を得、生後4か月の娘と二人で職員住宅に住み始めた。「戦争、貧困、差別など壮絶な経験をしながら、なおも謙虚に、また一生懸命に生きる人々が生み出すエネルギーがここには溢れている。そこに自分も触れていたいと思った」と振り返る。
 「種はその姿からは想像が出来ない程に大きく育つ。種には神さまの思いが込められており、人間は丁寧に蒔き育てる責任がある。この神さまとの協働作業は食べ物でも人間でも同じ」と語る荒川さん。「朝、種を蒔け、夜にも手を休めるな」(コヘレト11・6)との御言葉に押し出されて、今日も種を蒔き続ける。

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