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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4980・81号】2022年度❹教区総会報告(1面)

2022年9月10日

北海・神奈川・兵庫・西東京・大阪

準備を重ね、書面で開催する教区も

 


北海教区

教区幹事選任、五役で業務を行う

 

 第82回北海教区定期総会は、5月31日を開始日とした議決権行使書による書面総会として開催し、7月20日の臨時常置委員会において、議決内容の確認と総会閉会宣言を行った。
 この書面総会のために、6月11日、18日と2回に分けてオンラインによる議案説明会を開催し、意見交換を行った。また、常置委員選挙(半数改選)、第42回日本基督教団総会議員選挙は、郵送によって行った。
 今総会では、教区幹事選任に関する件(議案第10号)が提案され、韓守賢教師(旭川豊岡)が選任された。教区の事務、財務管理をはじめ、各教会・伝道所による相談、現状把握など多岐にわたる仕事が教区幹事に求められており、加えてコロナの状況の中で従来にない働きを担わなければならない状況を課題として認識しつつ、幹事の業務を教区五役(議長、副議長、書記、宣教部委員長、幹事)で分担し、支え合いながら、教区の業務を行なっていくことが確認された。
 2022年度教区歳入歳出予算については、負担金10%の減額を計上し、各教会・伝道所の負担軽減に努めた。また、教職謝儀保障制度の見直しが課題となり、現実に即した基準とすべく、北海教区謝儀保障基準改定に関する件(議案第13号)が提案され、基準の一部が改定された。
 平和を求める協議として、「現在国会内外で加速度的に進行している憲法改正の動きに反対し、阻止するための行動を推進する決議に関する件(議案第14号)」、「北海道に核のごみを持ち込ませないための運動を推進する決議に関する件(議案第15号)」、「沖縄教区との関係回復に取り組み、自らの負うべき『共同の重荷』として、米軍基地撤去を目指す運動を推進する決議に関する件(議案第16号)」、「2022年度アイヌ民族の権利を回復する運動の推進決議に関する件(議案第17号)」、以上の決議が可決された。
 その他、2名の正教師受按志願者が承認され、別途日程を定めた上で、按手礼式が行われることを確認した。

常置委員選挙結果(半数改選)
【教職】辻中明子(島松)、西岡知洋(余市)
【信徒】佐久間光昭(置戸)、太田千代(月寒)

教団総会議員選挙結果
【教職】原和人(札幌手稲)、木村拓己(美唄)、韓守賢(旭川豊岡)、齋藤開(美馬牛福音・旭川星光)、柴田もゆる(函館千歳)、指方信平(札幌北光)、杉岡ひとみ(千歳栄光)、西間木公孝(新得)
【信徒】板谷良彦(札幌北部)、佐久間光昭(置戸)、稲垣正策(函館千歳)、藤巻朋子(札幌元町)、今多正行(札幌元町)、北川健一(札幌北光)、一條英俊(札幌北光)、島田繁明(帯広)

(齋藤 開報)


北海教区

常議員選挙半数連記を教団総会に提案

 

 第149回神奈川教区定期総会は6月25日、新型コロナウイルスの感染防止対策を行いながら清水ヶ丘教会において開催された。
 議事に先立ち、逝去教師を覚えて開会礼拝が行われ、宗野鏡子教師(田園江田)より「未来への希望」(エレミヤ書31・15〜17節)と題して御言葉が語られた。組織会において、議員数232名中160名の出席により定足数78名を満たし総会は成立した。
 「補教師の准允執行に関する件」、「正教師の按手礼執行に関する件」が可決され、4名の准允式と1名の按手礼式が執行された。
 教団問安使の石橋秀雄議長の挨拶と報告の後、北村慈郎教師の戒規免職について、また教団機構改定に関する質疑応答がなされた。
 2021年度教区教務報告、各部各委員会活動報告、教区決算報告および監査報告に関する議案が可決承認された後、二つの議案が審議された。
 一つは「教団総会における常議員選挙の投票方法を、無記名半数連記に改める件」である。全数連記という現在の教団常議員選挙の投票方法では、多数を占めるグループが多くの議席を獲得する形になっている。これでは少数意見にも丁寧に耳を傾け、そこに示された思いを汲み取り、教団が一つとなって全体教会を成長させて行くことは困難であろうとの理由から、常置委員会より提案された。審議の結果、賛成多数で可決された。この議案は第42回教団総会に提出されることとなった。
 もう一つの議案は「ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議声明に関する件」である。国際法に違反したロシアのウクライナ侵攻について、戦闘行為を即時中止し、対話による解決を目指すことを求める抗議声明を教区としてロシア大使館に提出することを提案した。質疑応答において、抗議声明文原案に対して数か所の修正案が出されたが、文案を常置委員会に付託することで可決された。
 最後に、佐野匡副議長から会場教会の清水ヶ丘教会へ感謝の言葉が述べられ、閉会祈祷をもって本総会は終了した。
 コロナ禍にありながら予定通りの総会が開催できたことを感謝する。

(宮川忠大報)


兵庫教区

「教団機構改定」議論凍結を提案

 

 第76回/「合同」後53回兵庫教区定期総会は、議決権行使書による書面開催となった。会期中に「議案の説明と協議の時」をオンラインで4回行い、全議員への録画の公開と報告書の送付を行った。
 議案は全て可決された。法定議案以外に、第42回教団総会議員の任期1期2年延長に関する件、「合同問題」への取り組みに関する件などが可決された。
 また、教団総会提出議案として、教団総会を開催する努力を怠り、延期の決定についても各教区や教団総会議員に個別に伝えられなかったことなどを問う「第41総会期常議員会の議事運営の誤りについて全教区並びに教団総会議員に謝罪する件」、「『教団機構改定』の議論を直ちに凍結する件」、「第75回/『合同』後52回日本基督教団兵庫教区定期総会決議にもとづく教団総会提出議案『沖縄宣教連帯金』に関する件」が可決された。
 なお、昨年の教区総会において、「沖縄宣教連帯金」に関する件、日本基督教団における同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ差別問題に取り組む件、第41総会期第9回常議員会における「『日本基督教団の教師論』承認に関する件(提案者 議長)」の承認決議を撤回する件を提出している。
 准允・按手は、総会開催中に、教区クリスチャン・センターにて議長が代表して執行し、ライブ配信し祈りを合わせた。
 教団総会議員選挙は、昨年度に行われた選挙結果を通用し、議員資格を失った者には次の通り、次点者をあてた。

【教職】西脇正之、安東優に代わり、松本あずさ(はりま平安)、栗原宏介(岡本)
【信徒】古林清造に代わり、小笠原務(東灘)

(柳本和良報)

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