東北教区5教会に対する支援を協議
東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会では、昨年の東北地震に引き続き今年3月に福島県沖で起きたマグニチュード7.4の地震で被害を受けた教会を支援することも担っている。6月29日にオンラインで開かれた第10回委員会では、支援申請のあった東北教区の5教会に対する支援について協議した(篠浦千史委員長・黒沼宏一委員・河田直子書記、陪席/高橋真人東北教区議長・熊江秀一関東教区議長・道家紀一担当幹事・星山京子担当職員)。
陸前古川教会は今回初めての支援申請だが、行政の罹災証明では軽微と認定され、教団会堂共済組合から見舞金の対象外とされてしまったこともあり、申請額150万円を全額承認した。また名取教会に39万5900円、岩沼教会に28万2000円、中村教会に32万円をそれぞれ申請額通り承認した。須賀川教会からは320万7900円の申請があり、他の教会と比べて多額であることから、時間をかけて協議した。結果として、パイプオルガン修理代は半額60万4100円を支援することとし、総額260万3800円の支援を決めた。度重なる被害に、全額を支援したいところだが、委員全員で苦渋の決断となった。礼拝を豊かにし、地域にとっても大事なパイプオルガンであることはよく理解できるが、「会堂等再建支援」とする支援金の主旨に、備品のパイプオルガンも含まれるかどうかが、課題として残った。なお、関東地区の那須塩原教会には20万円の申請を承認済みである。
東北教区の5教会のうち、陸前古川教会以外の4教会は、昨年の地震でも大きな被害を受けており、度重なる被災に、心痛めるものである。昨年度からの募金収支決算では、70万近くの不足となっており、さらに今回の被災支援を加えると約600万円の不足が見込まれている。今後、どこでどのような災害が起きるかもしれず、そのためにもできる限りの募金に協力をお願いしたい。教団のHPにあるオンライン決済の募金窓口もぜひ利用していただきたい。(河田直子報)
東北地方地震被災教会支援募金
郵便振替口座
◎口座名 日本基督教団
◎口座番号 00140-9-145275
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