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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4966号】国際社会における台湾の 孤立化を受けて-(4面)
正義と平和のための台湾エキュメニカルフォーラム

2022年1月29日

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 2021年12月7、8日、台湾キリスト長老教会主催による「正義と平和のための台湾エキュメニカルフォーラム」がズームで開催され、パネラーとして参加した。

 参加は各国から約80名。主題は「新しい冷戦の時代:地政学的観点によるアジアにおけるグローバルな帝国の復活」。背景には国際社会における台湾の孤立化がある。そこに加えて近年では中国の台湾への軍事的侵攻の緊張感が高まっている。台湾の識者は2028年までに中国は台湾に軍事的侵攻を開始すると予測している。もしそうなれば単に台湾・中国の二国間の問題ではなく、アメリカ、日本、韓国、更にはロシアを巻き込む地球規模の争いに発展する可能性があることは容易に想定できる。

 7日は台湾プロスペクトファウンデーション代表のLai, I-Chung博士による主題講演が行われた。

 8日はニュージーランド、香港、韓国、日本、フィリピンからパネラーが立てられ、それぞれの地域における中国との関係を紹介しつつ教会的な解決を模索した。特に香港のChung Chi大学のKung Lap-Yan教授の発題は、ここ数年の香港の実情を反映し生命の危機を覚えながらのもので緊張感に溢れていた。

 日本側のパネラーとして主に2点に絞って発題した。第一に何故台湾を中国の一部ではなく独立した国と考えるのかである。国際政治大学の台湾人の意識調査によれば、台湾人の意識が中国人ではなく台湾人であることを紹介した。東京オリンピックにおけるアナウンサーの「台湾」チーム紹介にも触れ、日本人の意識にも言及した。第二はどのような手段で紛争の解決にあたるかである。「教会」として武力による解決は断固反対であることを中国、アメリカ、台湾、日本に発信することを主張した。

 フロアーからの応答としては、「コロナ禍の影響もあり教会の『平和』活動が弱まってきた。その点を反省し国を超えた祈りを大切にして行きたい」等の発言があった。

(加藤 誠報)

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