教育委員会 台湾ユースミッションで内容の濃い交流
第9回(6月22日)と第10回(9月7日)の教育委員会は、それぞれがオンラインで開かれた。2回の委員会を通して報告された内容には、まず2021年2月19〜20日に行われた台湾ユースミッション2020がある(台湾から5名、日本から7名、その他日本スタッフ9名参加)。今回は新型コロナ感染防止からオンライン開催となったが、青年たちの努力と工夫によって内容の濃い交流となり、制限の多い状況下にありつつも実施できたことが高く評価された。その反面、オンライン上で親しくなることの難しさを感じたなどの感想があがっている。また、こうした開催案内を各教会から個々の青年に向けて如何に届けるか。周知されるための工夫が今後の課題として残った。次回は台湾への訪問予定だが、対面での開催が願われている。
クリスマス献金に関しては2020年度に献げられた421件の献金が次の3カ所に届けられた。⑴公益財団法人アジア保健研修所(AHI)に180万円、⑵東北教区放射能問題支援対策室いずみに180万円、⑶緊急支援としてアハリー・アラブ病院(パレスチナ・ガザ地区)に50万円。
そして、委員会では2021年度のクリスマス献金の目標額を800万円とし、海外への送り先にはミャンマー関係に2カ所、国内への送り先は北海教区アイヌ民族情報センターと東北教区放射能問題支援対策室いずみに決定した。
教区教育担当者会に関しては、前回2020年2月には実施(清水教会・清水国際高等学校訪問)できたものの、今は学校訪問が難しいため、オンラインでの開催を検討中である。キリスト教主義の学校と教会の連携について考える機会となればと考えている。
その他としては、キリスト教教育主事認定試験の日程(2022年3月4日)の決定と、幼稚園融資実施要綱の変更について継続審議となっている。
(横山ゆずり報)
教区青年担当者会
「青年たちは何を求めている?」をテーマに
教区青年担当者会が9月6日、オンラインで開催され21名の青年担当者を含む31名が参加した。「青年たちは何を求めている?」をテーマとして青年たちが今何を求めているのか思い巡らしつつ、これからの青年の活動のために何ができるのか共に考える機会になった。
今回は、コロナ禍での活動を紹介してもらった。
最初に東京教区南支区教育委員会による「U−29(アンダー29)オンライン」の報告をキスト岡崎さゆ里氏が行った。陣内大蔵氏によるミュージックライブとトーク、対談を事前に収録し、配信当日はチャットの書き込みに生放送で応答しユーチューブで配信している。
次に神奈川教区青年委員会による「青年のつどい『持ち寄りライブ・オンライン』」を北口沙弥香氏と平良愛香氏が報告した。これは一昨年から継続されている音楽と食事の持ち寄りと分かち合いがコンセプトの集いであるが、実際に集まることができなくなりズームを用いて開催された。
それぞれの活動の反省が分かち合われたが、印象に残ったのは、制限のある中でも工夫を凝らすことで、青年たちが出会い親しくなり励まされる機会となっていたことである。
その後全参加者から活動の報告を受けた。その中には前回の担当者会に刺激を受けてネットによる活動を始めたという声があった。共通する課題の一つは広報である。コロナ禍によって青年の集いを企画しても案内が青年まで届かない現状がある。そのためにSNSを活用した例も紹介された。教区の青年の活動のために「青年プラットフォーム」のサイトをさらに活用していただければと思う。教区青年担当者会は、各教区の情報交換の場として毎年開催されている。今回も顔と顔を合わせて参加できないことは残念ではあるが、オンラインでは例年より多くの参加者が与えられている。これからも青年担当者を励まし、青年伝道に役立つアイデアを発信できればと思う。
(増田将平報)