第57回西日本五教区合同宣教研究協議会は1月27・28日、高知教会を会場に行われた。参加者は4教区より9名であった(沖縄教区からの出席者はなかった)。今回は「西日本五教区合同宣教研究協議会のこれから」を主題として四国教区宣教研究委員会が担当して開催された。
本会は1964年より教区の研究機関及び、それに準ずる機関による情報交換の場として回を重ねてきた。当初4教区(中国、西中国、九州、四国)であったが、2000年より、沖縄教区が正式にメンバーとして参加し、5教区による会となった。しかし、回数を重ねていく中で、その目的や位置づけが曖昧になり、各教区においても取り扱いが異なってきた。それゆえに今後も継続するためには、もう一度、この会の目的と参加者の資格などを定め、また酒席を構えるなどの懇親を目的としたプログラムを排するべきではないかという意見が四国教区宣教研究委員会より出されていた。その意見を全体で協議するのが今回の会の目的であった。
まず黒田若雄四国教区議長より、四国教区における宣教研究委員会の位置づけと働きについて発題を聞き、その上で各教区における研究機関及び、それに準ずる機関の位置づけと働きを聞いて、互いの理解を深めた。その上で互いの直面している課題について自由に語り合った。教区ごとに異なる性格を持っているが、共有し、共同で研究することができる課題があることも明らかになった。
二日目の協議において、「1.西日本五教区合同宣教協議会は、各教区の研究機関及び、それに準ずる機関の情報交換を目的とする」、「2.参加者は原則各教区の研究機関及び、それに準ずる機関より派遣された者とする」という「西日本五教区宣教研究協議会開催申し合わせ(案)」を皆で作成した。それを各教区に持ち帰って検討し、次回において決定することとした。(筧 牧人報)