この夏に教団や教区の主催で行われた様々な活動報告を聞く機会が多い。教区青年担当者会では、中部教区と東北教区のそれぞれの夏季キャンプの様子、それに、日独ユースミッションの参加報告があった。映像を通して若い人たちのはじける笑顔を見ながら、キリストの懐に招かれた豊かな交わりが広がっている様を聞くことができた。
教会ではめったに見ない若者たちの集まりが盛んになっており、70年代以降、壊滅状態であった教区や教会の青年の集いが方々で復活し、新たな活動が始まっているのは確かなようだ。
これらの集まりから聞こえてくるキーワードは「つながる」ことと「居場所が見つかる」ことで、賛美があり、祈りがあり、聖書の言葉がある教会の交わりだからこそ、そこに集うことを喜ぶ群れができているのを見ることができる。
若者をリードする教師たちや大人のボランティアの働きに感謝したい。リードするというより、人と人とを結びつけ見守るという姿勢を取り、霊的な深みへと導き、教会に結び付ける並大抵でない働きがいよいよ生かされるよう願いたい。
先月イギリスのメソジスト教会の宣教幹事の来訪があった。一緒に同教団の青年会議の議長を伴ってこられた。19歳のガーナ出身の女性。世界の教会を若い人に体験させるという教団の意気込みにふれた。(教団総幹事 秋山 徹)