第125回神奈川教区総会は2月26日、清水ヶ丘教会で開会時正議員233人中、172人が出席して開催された。
冒頭の組織会で、北村慈郎氏が常置委員会推薦の推薦正議員となっていることに論議が集中。「何故推薦議員なのか。紅葉坂教会の欄を(未定)とするのでなく、北村氏(免職中)と書くべき」「北村氏は紅葉坂教会から議員として推されている。(未定)は教団の処分を認めることになる。紅葉坂教会議員として登録すべき」「原案の推薦正議員では○印がなく信徒扱いとなっている。信徒ならどこの教会信徒か」などの意見が続いた。
この中で、「北村氏を推薦准議員とする」「紅葉坂教会議員とする」の両案が動議として成立し、採決の結果、准議員案が投票総数179中、賛成39、紅葉坂教会議員案が賛成59でともに少数否決となり、原案通り、北村氏の推薦正議員が決まった。
議論の流れで、他の2人の推薦正議員についても「推薦准議員とする」動議の投票が行われ、いずれも少数否決となった。議員資格を巡る組織会の論議で4回の採決を繰り返し、議事に入るのに1時間を要した。
按手礼執行で、昨年度は未受洗者配餐をしないとの意志表明を各志願者に求めたが、今年度は所信表明に留め、一人ひとりの按手の可否を問うた後、5名の按手礼式が行われた。
2011年度教区活動基本方策案および活動計画議案では、「教区総会開会礼拝で、教団信仰告白を告白する」提案が動議となり、採決の結果、投票総数165中、賛成73で否決され、原案が承認された。
2011年度予算案は、10数年来のゼロ・シーリング、前年並み予算から前年度比91万1千円減の5、810万円予算が原案通り可決承認された。
議長選挙は、予備選で最下位が8人同数となり、候補12人で本投票の結果、有効投票174中、91票で岩﨑隆氏(六ッ川)が再選。副議長選挙は、予備選で最下位2人同数の6人で本投票が行われたが、過半数獲得者が出ず、本投票2回目で平良愛香氏(三・一)が96票で当選。正副議長の推薦を議場が承認して、書記には高橋博氏(新丸子)が選出され、教区3役は副議長、書記が入れ替わった。
常置委員選挙(教職信徒各6)は、予備選で教職15人、信徒14人の候補が選出され、本投票が行われたが、時間切れ閉幕となり、3月8日の常置委員会で確定し諸教会へ結果を送付した。
(永井清陽報)
常置委員会を経て確認された選挙結果
【教師】
池迫直人(藤沢大庭)、宇野信二郎(横浜大岡)、古谷正仁(蒔田)、松下道成(大船)、藤掛順一(横浜指路)、森田裕明(横浜本牧)
【信徒】 田﨑幸子(溝ノ口)、中林克彦(鎌倉雪ノ下)、秦克彦(紅葉坂)、望月克仁(鎌倉雪ノ下)、新庄悦子(蒔田)、都筑正顕(横須賀小川町)