三宅島伝道100周年 倉橋康夫
当支区の特徴は、伊豆諸島を含んでいることです。伊豆七島の内、伊豆大島に2教会(大島元村、波浮)、八丈島に1教会、新島に1教会、三宅島に1伝道所があります。
夫々の教会には、長い歴史があります。波浮教会も創立は1946年ですが、前史を加えると、117年の歴史があります。三宅島伝道所の場合も、伝道所開設は1955年ですが、前史を含んで本年「三宅島伝道100周年」ということになります。
そこで、支区常任委員会の提唱で、記念事業を企画しました。第一に、「記念礼拝と祝会」及び「記念コンサート」を、6月13日(月)に行うこと、第二に、記念誌を発行すること、の2つの事業を実施するというものです。記念誌の発行は、来年度にずれ込む見込みですが、前者の礼拝と催し物は、期日を定めていますから、鋭意準備に取り掛かっているところです。
当支区には、このように離島の教会・伝道所の他にも、困難な事情を抱えている伝道所と小規模の教会が多くあります。夫々に歴史のある教会・伝道所です。年月を重ねて歩んで来たそれらの教会・伝道所が、多少の差異はあっても、困難を極める状況にあります。年月を経て、なお疲弊していく場合には、それなりの理由があると思います。
単に、高齢化の問題だけではなく、伝道の内実や中身について反省すべきことがあるのかも知れません。
(東京教区東支区長)