【4907号】伝道のともしび 一粒のからし種ほどの信仰があれば 東京教区・東長崎ウエスレー教会牧師 小林 牧子

 私が今、住んでいる教会の庭の中ほどに大きな桜の古木が立っています。この木は24年前に東京都の保護樹に指定された程の見事な桜の木で、近隣の人々や、街往く人の目を奪い続けてきました。

 2018年10月1日未明に起こった台風24号による被害を受け、古木の大枝が落下し、残った枝も落下の危険性を考えて切り落としてしまったために見るも無残な姿になっていたのです。ところが、この古木の切り落とされたそばから伸びはじめていた蘖(ひこばえ)が古木に寄り添うようにいつしか育ちついにこの春、見事な花を咲かせてくれました。私はこの出来事の素晴らしさに驚かされています。

 枇杷の木、ぶどうの木、無花果の木という実のなる木があり、それぞれの木は季節が来るとたわわに実り、その他に、椿、山茶花、くちなし、薔薇、ジャスミンという美しい花を咲かせる木が数本あります。

 東長崎ウエスレー教会の在りようは、この桜の木や沢山の木々の声に囲まれていることと地続きなところで培われているのだと思っています。

 そのような意味で教会に集う一人一人が「信」の内側を生きていくということを考えながら、真の共同体を形創っていこうとしています。

 私たちの教会は、1955年にウエスレアンメソジスト教会という名称の教会として出発し、その後40年の年月を経た後、日本基督教団に加入し、この地で長年親しまれてきたウエスレーという呼称を残して東長崎ウエスレー教会とし、1996年に再出発した教会です。歴史的にも浅く、30人がやっと入れる位の教会です。

 2018年10月1日未明に起こった台風24号によって60余年の歳月を経て、教会堂は老朽化が著しかったためか大きな被害を受けました。中でも早急に処置しなければならなかったのは教会堂2階のトタン屋根が剥がれたことと、その屋根に続く雨どいの破損でした。その時、日本基督教団会堂共済組合が親身になってくださり、また迅速に対応してくださいました。教会員一同深く感謝しています。

 就任当時、十数名であった信徒の方々のうち8名の方々を天に送りましたが、不思議なことに一人また一人と教会に連なる方が与えられています。

 創立以来、東長崎ウエスレー教会はこの地に根ざした教会活動を志してきました。今、天皇代替わりに伴う一連の地滑り現象にストップをかけていけるような存在となり、更に地域の人々にとって実のなる木と花の咲く木が恵みであるように、東長崎ウエスレー教会が地域にとって恵みになり得るような磁場として生き続けることが出来れば幸いです。誰かが生きられないと思った時、何かことが起こった時、教会に行けば何とかなると思えるような存在であり続けたいと思っています。

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