【4904号】伝道のともしび 二度の自然災害を通し、心を一つに 大阪教区・高槻教会牧師 藤原 寛人

 「全てのことが計らわれ、導かれ、備えられますように。皆で祈っています」、「希望をもって共に歩む教会でありたいと祈りを送ります」、「困難の中で教会の宣教のお働きがなお前進しますようにお祈りします」。今、献金の振込用紙に添えられた一言一言に励まされています。中には西日本豪雨や台風被災教会、宣教支援を必要とする小規模教会からの献金もあります。心が震えます。高槻教会は自分たちの力だけで宣教しているのではない。多くの祈りと献げ物によって支えられていることを改めて教えられました。

 2018年6月18日、大阪府高槻市・茨木市を震源とする大阪北部地震(震度6弱)が発生。約半年間余震が続き、市内の屋根には今なおブルーシートが多く見られます。高槻教会の会堂・牧師館も食器が割れ、内壁に数か所ひびが入りました。最大の被害は外壁ひび割れによる3ヶ所の雨漏りでした。

 その後、改修工事を進めようとしていた9月4日、台風21号(最大瞬間風速60m)が上陸。さらに被害が拡大しました。5mの会堂大屋根天板が剥がれ、隣家敷地に落ちました。また、牧師館の天窓が飛ばされ、いまだ行方不明です。当時、暴風雨で床が水浸しとなり、電柱倒壊による停電もあり、一晩、真っ暗な中、脚立に傘を括り付けて雨をしのぎました。

 しかし、お陰様で必要が満たされ、クリスマス前日には完工し、現在、安心・安全に礼拝をお捧げすることが出来ています。皆様のお祈りとお支えを心より感謝申し上げます。多くの恵みを頂いた分、今後は私たちが被災教会、小規模教会を少しでもお支えしていく使命を与えられています。

 高槻教会の種は1956年、大阪城北教会の家庭集会によって蒔かれました。1964年、一軒家を購入し、船本弘毅教師による第一回礼拝が捧げられ、高槻伝道所が開所しました。当時、足踏みミシンにテーブルクロスをかけて講壇代わりに使っていましたが、牧師の説教につい力が入り、思わずミシン台が音を立てて回り出したことは語り草となっています。1978年、購入した隣接地に現在の会堂を新築。以来、多くの信仰の先達、教師たちにより、礼拝が捧げ続けられ、今年創立55周年を迎えます。

 以前と比べれば、確かに会員の高齢化や減少が目立ちます。しかし、私たちは受け身にならず、互いに祈り合い、支え合い、励まし合い、自分たちのできる奉仕をさせて頂くことで宣教活動を続けています。改修工事のため、大きなバザーはできなくとも、賜物を少しずつ出し合うミニミニバザーを開催。祈祷会で不在会員・求道者に祈りのハガキを用意する方。長期欠席者を訪ね、礼拝へ連れて来られる方。一人ひとりが生き生きと信仰生活を送ることこそ最大の伝道であると信じます。

 二度の自然災害を通し、神様は就任1年目の私を含め、会員の「心を一つに」(2018年度標語聖句・一コリ1・10)して下さいました。感謝。

  • 日本伝道の推進を祈る日

    「2021 日本基督教団教会・伝道所一覧」発行

    10

    新型コロナウイルス対策資料

    共に仕えるためにPDF

    牧会者とその家族のための相談電話

    International Youth Conference in Kyoto

    日本基督教団2019年度宣教方策会議

    公募・公告

    エキメニュカル協力奨学金 申込書類一式

    日本基督教団年鑑2020年版

    よろこび

    日本基督教団 伝道推進室

    東日本大震災救援対策本部ニュース

    にじのいえ信愛荘

    教団新報 archive

    教日本基督教団 文書・資料集 申請書等ダウンロードコーナー

    月間 こころの友