【4903号】人ひととき 森永 幸雄さん 桃栗三年柿八年信仰一生

 中学を卒業後、東京で就職。17歳のとき、クリスマス直前に友人と二人で日曜日の午後に教会を訪ねると、そのまま夜の伝道集会に招かれた。集会前に教会で夕食をいただいた。牧師夫妻が食べるはずの夕食だった。「初めて来た人に食事を出すのか。キリスト教は何か違う」、そう感じた。

 それから毎週教会に通い始めた。5ヶ月後、イースターに受洗。その年、自衛隊に入隊。訓練中に失神、命の危険に遭遇。そこで幻を見た。「道路に倒れているところに重機が迫ってくる。そのとき『私のもとに来なさい』との声」その声が聞こえたとき意識が戻った。助け出された後だった。それ以後、気づけば賛美歌を自然と口ずさむようになっていた。これが信仰の原点だと森永さんは回想する。

 その後、結核を患い除隊。兵庫県伊丹市の職業訓練所に入所後、大阪府堺市の企業に就職。1962年、初めて国鉄堺市駅に降り立った。駅前の商店街に教会が立っていた。堺教会だった。

 やがて教会に関わる仕事がしたいと考えるようになった。ちょうどそのころ『キリスト新聞』の「読書週間」広告が目に入った。「キリスト教書はキリスト教書店で買いましょう」。すぐにキリスト教文書センターに連絡、堺キリスト教書店を開業した。

 伊丹にいたとき伊丹教会で読んだ『荒野に水は湧く』(田中芳三著)を手掛かりに本を持って和歌山県南部町の升崎外彦牧師を訪ねた。当時1万八千円の『新聖書大辞典』を升崎牧師は買ってくださり、「桃栗三年柿八年信仰一生」と記した色紙をもらった。さらに訪ねた他の教会では「あと十年早く来てくれればもっと良い伝道ができたのに」との隠退直前の牧師の声。

 今日も森永さんは文書伝道を通して主を証しし続けている。

1939年生まれ。堺教会員。堺キリスト教書店(2011年まで)、聖燈社及び古書部経営。

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