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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4708号】人ひととき 黒田 毅さん

2010年10月9日

主の山に備えあり

武蔵豊岡教会の歴史は一人の青年が東京で勉学中にキリスト教に触れ、築地美以教会で受洗し、郷里(家族)伝道を志したことに端を発する。青年の名は石川和助、黒田さんの母方の曽祖父の弟にあたる。当初入信に猛反対であった和助の父金右衛門が、不思議なことに主に捕えられ、後にドレーパル宣教師(米国メソジスト監督教会)より豊岡の地で受洗。121年前のことである。「此の地に於て初穂の献げられたる日なるを以て、教会の創立記念日と定む」(日本メソヂスト豊岡教会略史)。

金右衛門から数えると5代目のキリスト者である。物心がついた時にはすでに教会に通っていた。教会付属の「恵幼稚園」から教会学校、青年会、教会学校教師、教会役員と、「お決まりのコース」の中で育てられて来たが、人生の道のりは決して平坦ではなかった。大学卒業後継いだ家業は倒産。紆余曲折を経て28歳の時にかねてより望んでいた旅行業界へ。ハンガリーを中心とした中・東欧諸国を得意地域とする。ルーマニアでは、現地ガイドが修道院の壁絵の説明に苦慮したとき、とっさに代わって聖書の話をした。この時何故か金右衛門のことを思い出し、捕えてくださった主に感謝を捧げた。

2009年、今度はくじ引きで地域600世帯の自治会長に。他にも公民館運営委員長、小学校の学校評議員なども引き受けることになり、本業そっちのけで地域のご用に奮闘する毎日。一人でも多くの方に教会を知ってもらえればと、歴史講座では教会の歴史と、大正期に建てられたヴォーリス建築である現会堂の案内役も担う。今、特に力を入れていることは、家庭、学校だけでなく「地域も子どもたちを育てる!」ということ。

「この家族は全てが主によって備えられている」とは、青年時代に牧会された長山恒夫牧師の言葉である。まさに、我が歩みを振り返り「主の山に備えあり」の一言に尽きるのである。

教団新報
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