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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4707号】洗礼志願を受けとめるとき

2010年9月25日

 

3月で30年間牧会した教会を退任した。退任後ゆっくりしようと思っていたが、他の教会より代務者を依頼された。4月から半年間の約束である。

代務に就任してまもなく、洗礼志願をいただく。

30年前に前任の教会に赴任し、最初の礼拝が終わった時、一人の姉妹が受洗を申し出られた。同姉の信仰を受けとめつつも、同姉については何も分からない。役員会で協議し、クリスマス礼拝にて洗礼式を執行することにしたのである。それまで4ヵ月ある。

代務者になって、同じように早々と洗礼志願をいただいた時、前任の経験がよぎった。半年経てば後任の牧師が就任する。その時まで待ってもらってもよいのではないかと思ったのである。しかし、そのようにお答えする前に、役員会にかけることもなく、洗礼志願を受けとめたのである。

洗礼志願を申し出られたのは女性の教会員であり、お連れ合いの受洗である。末期の癌であり、余命半年とも言われている。洗礼志願は本人の意思であるとも言われた。早速、お連れ合いを訪ね、十字架の救いを示し、お祈りをささげたのである。それから一ヵ月後のペンテコステ礼拝で洗礼式が執行された。そして8月に天に召されたのである。

洗礼式当日の朝、志願していた人が受洗を辞退したことがある。受洗後間もなく教会から遠のいた人もいる。洗礼志願を受けとめるとき、祈りが深まる。

(教団書記 鈴木伸治)

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