【4704・05号】人ひととき 土井 省悟さん

福音と経済の接点を求めて

自転車通学をしていた中学一年生のある日、小さな女の子にぶつかって怪我をさせたが、謝ることも、両親に告げることもしないまま、事故の場所を避け続けた。ただ恐かった。中学・高校の6年間、その事故が重荷となって楽しめなかったし、自分を内向づけたと思う。

19671224日、関西学院大学2年のとき、甲東教会で、芹野俊郎牧師から洗礼を受けた。受けようと思ったとき、まだ謝っていない、自分には罪がある、と指し示された。引越し先まで女の子を捜し求め、勇気を奮って謝ると、女の子の母親は、小さな子はよく事故するし、何でもないよと言ってくれた。初めて赦されたと思った。そうして、聖書で語られている赦しが、具体的に人の言葉からもわかり、救われたという気持ちもわかるようになった、と更に語る土井さんに、主イエスに出会った人という印象を強くもった。

専門は金融論で、四国学院大学を退職した後は、以前から関心があった「キリスト教と経済学」について考えて行きたいと思っている。主イエスは、大工という職人であり、その当時の人々の「生活の座で」語っておられるので極めて経済的な発想があると考えている。

父親は零細企業の経営者で、家族だけではなく従業員の生活に対しても重荷を負い、資金繰りに苦労していた。痛み、悩み、苦しみ、悲しみがあった。しかし、日本の教会の中では、そのような企業経営者への祈りが見られない。教会や説教においては、「利潤追求は悪」とする、 企業活動に否定的な見方が一般的となっているのではないか。

企業経営者もキリスト者として生きることができるか、祝福される労働が制度的にもなしうるか、そういうことを自分が納得できるように知りたいし、考えたい。また、そのことを通して、教会が現代の人々に福音を伝え、救いの在り所を指し示し、キリスト者も生き生きと勇気をもってこの世でキリストの証人として力強く歩むことができるのではないか、と思っている。

 

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