【4896号】西日本豪雨災害 報告 《広島県呉地区、岡山県西平島地区・真備地区》 豪雨から半年を経て各地区の支援

《呉地区》冬を過ごすため
 18年7月の西日本豪雨災害により呉も大きな被害を受けた。5年前の広島の土砂災害で災害支援の働きをした広島宣教協力会広島災害対策室は、呉の諸教会と協力して超教派による「キリスト教会広島災害対策室呉ボランティアセンター」を立ち上げ、災害発生直後より災害支援のボランティア活動を行った。

 まず4週間に限り宿泊を伴うボランティア活動を行った。被災地の教会や牧師が支援活動で疲れ果て倒れることがないように予め期限を設けた。呉平安教会も宿泊場所の一つとなった。北海道から九州まで、更に海外からも教派を超えキリスト者・求道者が多数来てボランティアに参加した。被災した教会、教会員、教会員家族や知人、教会の建つ地域の順で要望に応えていくこととした。

 呉市内で被害が大きかった地域の一つ天応では、社会福祉協議会と協力しながら、ショベルカーやダンプカーなど重機も投入しての活動を行った。音戸、広両谷、川尻、安浦などでは、被災した教会員やその家族・知人、教会関係者からの要請に応え、泥出し・消毒などをし、呉平安教会員の家族も助けてもらった。毎朝こどもさんびか「どんなときでも」を歌い祈って出かけて行った。また被災した日本福音宣教団安芸津キリスト教会の再建プロジェクトも進めた。

 その後、関わりをもった案件については最後まで責任を持とうと、週2日のボランティアを継続、9月末まで泥出しや消毒などの活動を続けた。その後は生活支援や心のケアに関するボランティアへと移行している。仮設住宅の方からの要望を受け、毛布を贈った。そこから広がりができ、仮設住宅や被害が大きかった自治会の方々との関わりの中で、クリスマスにカードを添え、こたつセットや断熱シートを届けることができた。

 また、安芸津キリスト教会は工事を終え、12月24日に完成感謝会を行うことができ、主の御業を賛美した。 (小林克哉報)

 

《西平島地区》復興進捗の速さ
 広範囲に被害をもたらした「平成30年7月豪雨」。意外と知られていない被災地の一つが、「岡山県西平島地区」であるように思う。県内二番目の、浸水家屋2230棟の被害を受けた。

 被害発生直後から教団・世界宣教委員会を中心に各地の視察が繰り返され、より必要に合った具体的な働きが展開できる、西平島地区での活動が8月から始まった。  様々なボランティア活動に関わる中、そのたびに思わされるのは、結局最後は「人と人とのつながり」という点である。

 今回の西平島での働きも、7月6日から大雨が降り続き、砂川の堤防が決壊した直後、8日から現地入りし、一日も休むことなく活動を続けていた「NGOチームはるはる」の働きによる地域との信頼関係が構築されていたこと、そして、その働きにすでに和気教会の延藤好英牧師が繰り返し参加されていたことなしには、始まらなかった。

 経験豊富なボランティアたちの助けもあり、西平島地区は周辺被災地に比べ、復興進捗が速かったと言われている。泥出しや消毒、床下の乾燥などもすでに終えられ、8月には大工仕事が必要とされている段階にあった。そこに日本基督教団を通して、台湾長老基督教会の大工ボランティアが派遣された。

 8月27日~10月4日まで、39日間にわたり、5期延べ10名のボランティアと3名の視察により、大小の修繕合わせ、約20棟の家屋が直された。

 「泥がむき出しになった地面を毎日眺めていた時は何もやる気が起こらなかったけど、ようやく一歩が踏み出せそうです」、涙を浮かべ、台湾の大工さんと握手をする家族の姿が忘れられない。

 活動と同時期、台湾国内も自然災害が続き多くの被害があった。日本のために彼らを送り出してくれた、台湾の主にある家族に感謝したい。 (大澤 求報)

 

《真備地区》「まびくら」の活動を開始
 西日本に甚大な被害をもたらした豪雨から1週間後、岡山県内の福音派諸教会で構成されている「岡山県宣教の集い」の会議が行われた。私は東中国教区総会議長という立場で陪席を促され会議に出席した。県内のキリスト教会の豪雨被害への対応が協議され「岡山宣教の集い・岡山キリスト災害支援室」(略称・岡キ災)が設置された。その後、東中国教区も「岡キ災」と共に復興支援に関わっていくことを確認した。

 岡キ災の事務所は、日本聖約教団広江聖約キリスト教会に置かれた。ボランティアは、ここに午前7時30分に集合。礼拝後、被災地真備町へと向かった。小田川、高馬川の堤防決壊によって、2階まで水に浸かった住家には大量の水が入り込んでいた。岡キ災は、家の中に入り込んだ泥かき、家の清掃を行ってきた。ワークの合間には被災者の方々の声を聞く機会も与えられてきた。

 西日本豪雨は岡山市東区平島地区にも甚大な被害をもたらした。平島地区は、日本基督教団、台湾のボランティアチームが復興支援に携わってくれた。岡キ災、教団の作業は11月まで続けられ、新たな活動の局面を迎え、教区、教団、岡キ災、YMCAせとうちの協議により、活動拠点を真備に設置することが決議された。「まびにくらしのぬくもり」との祈りによって「まびくら」という活動拠点が与えられた。12月8日に開所式が行われ、2年間被災地で活動することを決定した。

 クリスマスには7月の後半からボランティアとして活動してくれていた仲間が受洗した。このことはわたしたちにとっても大きな喜びとなった。

 「まびくら」の活動は始まったばかりだ。被災者の声に耳を傾け、祈り、語り合いながら与えられる働きを担っていきたいと思う。働きを覚えて祈ってもらいたい。 (大塚 忍報)

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